白山比咩神社近くの『おもてや』の絶品大判焼き。高クオリティのランチも注目
白山市で大判焼きといえば、行列必至の人気店『山法師』が有名。
その『山法師』が2019年3月に姉妹店をプロデュースしたとして話題になったのがこちら『おもてや』。「しらやまさん」の愛称で親しまれている白山比咩神社の表参道口に店を構え、連日多くの人が訪れている。
白山比咩神社の駐車場から目と鼻の先にできた新しい店舗。
大判焼き、たこ焼きのテイクアウトはもちろん、店内での飲食も可能。できたてほかほかの美味しさを求めて、お客さんが絶えない。
大判焼きは、関東では「今川焼き」、九州では「回転焼き」とも呼ばれ、他にも「大砲焼き」や「人工衛星饅頭」「ホームラン焼き」という呼び名も持つ庶民派スイーツ。
全国津々浦々に存在する大判焼きだが、『おもてや』の大判焼きが行列をなすほど人気を集めるのには、理由がある。それは、カリッと薄い生地から飛び出してきそうなほどぎっしりと詰まった餡。
人気店「山法師」の美味しさをそのまま、こちらの店舗でも味わうことができる。
ふっくら焼きあがった大判焼き。あんこの甘さは控えめ。ボリュームがあっても食感は軽い。つぶあん150円。
どうして『山法師』『おもてや』の大判焼きは、これほどたっぷりあんこが詰まっているのか。その理由を店主に伺うと、お客さんが喜んでくれる顔が嬉しくて、あんこの量の限界にどんどん挑戦していったのだとか。その結果、今では一般的な大判焼きに比べておよそ3倍の量に。一度食べるとやめられない、止まらない、ここでしか味わえない美味しさに仕上がっている。
北海道産のあんこを惜しげなく、生地の上にたっぷりとオン!カリッとした薄皮にサンドする。
焼き場はノンストップで、1日約1000個も焼くという。焼き上がりまでは、およそ20分。
店内は食堂となっていて、地物の魚や特産を使った定食、丼物、麺類や人気の大判焼きとドリンクをセットにしたデザートセットなど、参拝を終えて立ち寄るにはぴったりのメニューを提供している。
木のぬくもりあふれる気持ちの良い食堂でのんびりと食事 & カフェタイムを楽しもう。
白山麓の恵みを盛り込んだランチに美味しそうなデザートと、美味しそうなメニューが目を引く。
ひと口サイズの大判焼きがのった「おもてやパフェ(750 円)」、ほか「抹茶パフェ(650円)」など和洋折衷のデザートが人気。
河内産の大豆を使った本にがり100%の手作り豆腐。人気の「半固豆腐」の厚揚げと、地の魚料理、煮物をセットにした「おもてや定食」は1,250円。
なお、本家『山法師』は例年通り12月〜3月の間は冬季休業に入るが『おもてや』は営業を続けるそう。冬の寒い時期も焼きたてを味わうことができるというのは、なんともありがたい。
行列必須のため、平日店舗に行く際は事前の電話予約がおすすめ。来店時間を伝えておくと、スムーズに購入できる。
大判焼きの種類は左から、カスタード(140円)、抹茶小倉(180円)、つぶあん(150円)、白つぶあん(160円)、栗あん(季節限定・200円)ほか毎月1日(おついたち参り)限定メニュー「白雪」の6種類。
おもてや
石川県白山市白山町レ120-1
TEL/076-272-1003
営業時間/9:00〜17:00
定休日/火曜日(祝日は営業)1月1日、2日
席数/カウンター6席、テーブル28席 ※全席禁煙
駐車場/共有駐車場有り
※この情報は取材時のものです。
(取材・文/森内幸子、撮影/吉田章仁)