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振動と光で感じる音楽|DJ TOSHIKIのオトノイロ #03

「聴こえる」と「聴こえない」の垣根をエンターテインメントで結びたい!スポーツDJとして活躍するDJ TOSHIKIが、聴覚障害者への理解を深め、インクルーシブな社会実現を目指します。

 

第3回目となる今回は、私が運営している一般社団法人NEIROが進める〈ふるえるスポーツ観戦プロジェクト〉について書いていきます。プロジェクトの内容を簡単に説明すると、スポーツの試合会場で流れるBGMやアナウンスを振動や視覚効果で表現することで、聞こえない・聞こえにくい方にもスポーツ観戦や応援をより楽しんでもらおうというプロジェクトです。

 

では振動でどのようにBGM(音楽)を表現するのか?今回のプロジェクトでは、音を振動と光に変換するデバイス〈Ontenna(オンテナ)〉 という物を使用しています。現在は私がDJをしているプロバスケットボールチーム〈アースフレンズ東京Z〉のホームゲームでプロジェクトを進めていますが、バスケットボールの応援BGMに合わせてOntennaを振動させ、直感的に音楽のリズムが伝わるようにしています。また、リズムだけではなく、映像モニターを使って応援のフレーズも視覚的に表現することで、より試合の臨場感や会場の雰囲気を楽しめるよう工夫しています。

 

 

まだまだ、完成されたプロジェクトではないですが、今は会場アナウンスの視覚化も実験中です。

 

私たちの団体の本来の目的は「聴こえる・聴こえない関係なく、同じ空間を楽しむ」場所をつくっていくこと。このプロジェクトを通して、聞こえない・聞こえにくい方が聞こえる方と一緒になって応援やスポーツ観戦を楽しんでもらえると良いなと思っています。

 

 

 

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