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目移り必至!『ニュージョイスかもの』のみっちり系ボリュームサンド

1976年のオープンから、サンドイッチを作り続ける老舗『ニュージョイスかもの』。

43年が経ついまも、お腹をすかせた学生やサラリーマン、近所の子供を連れたお母さんが来店。客足は途切れることがない。

多彩なルックスにひと目ぼれ

 

店内入口の正面にあるショーケースには、種類豊富なサンドイッチがずらり。王道の玉子サンドにコロッケ、ロースハムなどバリエーションは20〜25種あり、そのどれもがパンからはみ出さんばかりのボリューム。

 

ぼってりとしたフォルム。12つでお腹いっぱいになれて、しかも1170円からとリーズナブル。

 

手に持ってずっしり、ポテトサラダサンド220円。グリーンピース入りという懐かしいタイプのポテサラにグッとくる。

みっちり詰まったサンドイッチ愛

 

『ニュージョイスかもの』は、御歳89歳になる店主賀茂野淑子さんが開業。息子に娘さん、スタッフも加わって毎朝5時半から、家族総出のサンドイッチ作りがスタートする。

 

笑顔が素敵な賀茂野淑子さん。お客さんと交わす会話が何よりの楽しみ。「この歳になってもお仕事ができてありがたい」と愛情たっぷりのサンドイッチを作る。

 

羽咋産の新鮮で上質な卵をたっぷりと使った玉子サンドに、自前のフライヤーでカラリと揚げた極厚のとんかつサンド、果物がゴロッと入ったフルーツサンドなど、どれも作り置きせず毎朝調理。

具材を、きめ細かくしっとり柔肌のような食パンで包み込むようにサンドしている。

 

数が少なくなったら作っては補充し、作っては補充。

それでもお昼すぎには品薄になり、完売することも多いという。

 

取材の間にも次々とサンドイッチが完成。野菜サンドはもはやトマトが主役といえる。220円

 

かつてはお弁当やタバコなど、商店のようにいろいろな商品を扱っていたこともあったそうだが、1日に300〜400食サンドイッチが売れるようになり、他の商品になかなか手が回らない事態に。今ではサンドイッチ作りに専念。

 

店内はサンドイッチが入った棚がひとつとドリンクが入った冷蔵庫があるのみ。お客さんはみな吸い寄せられるように棚へと一直線。

 

ビジュアル良し、味良し、コスパ良しと、3拍子が揃う『ニュージョイスかもの』。

豊富な種類から選びたいという方は、土曜日の午前中がおすすめ。

 

店舗があるのは、金沢工業大学の裏手。

 

袋いっぱいのパンみみはサービス品。サンドイッチを購入した人であればどなたでも。

 

ニュージョイスかもの

石川県野々市市高橋町10-22

TEL. 076-248-6206

営業時間/7:00~18:00(売り切れ次第終了)

定休日/日曜、祝日

駐車場/なし(近隣にコインパーキングあり)

 

(取材・文/森内幸子、撮影/林 賢一郎)

 

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