【まとめ】インスタ映え必至!一度は行っておきたい石川県の珍スポット4選
目次
豊かな自然と古都ならではの伝統文化が調和する石川県は、観光名所の宝庫。美しい景色や歴史文化が堪能できるスポットが各地に点在していますが、じつはその一方で、アングラな魅力を放つ「珍スポット」も数多く存在しています。
というわけで今回は、石川県にあるユニークな観光名所をまとめてみました。旅行のさいのアクセントやちょっとしたおでかけの参考に、ぜひ活用してみてください!
① コスモアイル羽咋
オカルト色満載のUFO博物館
のと里山海道「千里浜IC」から車で約10分、JR羽咋駅から徒歩10分。UFOの町・羽咋市に『コスモアイル羽咋』はあります。中心部からやや外れていますが、UFOの形をしたドーム型の建物とロケットを目印にすれば、迷うこともないでしょう。
珍スポットとは言いながら、アメリカNASAの特別協力によって、実際にコスモへと旅立った宇宙船などを展示するれっきとした博物館。名誉館長にはなんと、あの矢追純一氏が就任されています。
館内には「地球は青かった」の名ゼリフでも知られる、人類初の宇宙飛行士ガガーリンが乗った「ヴォストーク宇宙船」のほか、世界に1機しか残っていない月面着陸船「ルナ24号」、アポロ17号で船長を務めたユージン・サーナン着用の宇宙服、世界最古の隕石など、マニア垂涎ものの展示が目白押し。解剖された宇宙人の模型も、かなりの迫力があります。
宇宙科学展示室以外にも、宇宙に関するさまざまな番組を上映するプラネタリウム型の映画館「コスモシアター」や、宇宙ステーションに実際に持ち込まれた宇宙食などを販売するグッズショップも併設。どっぷりと宇宙のロマンに浸ることができる施設となっています。
コスモアイル羽咋
石川県羽咋市鶴多町免田25
TEL.0767-22-9888
営業時間/8:30~17:00
定休日/火曜日(8月は無休)
② ハニベ巌窟院
洞内に繰り広げられる地獄絵巻
小松市の山間に位置する『ハニベ巌窟院』は、彫刻家の都賀田勇馬氏と伯馬氏の親子2代が手がける洞窟院。江戸時代に石切場として使われていた洞窟内には、戦後の世界平和を祈願して彫られた数々の仏像が安置されています。この時点ですでにアングラな匂いがぷんぷん漂っていますね〜。
ちなみに着工から半世紀以上が経った今もなお完成にはいたっておらず、現在進行形で着々と建設が進められています。
【関連記事】地獄と極楽が交錯する『ハニべ巌窟院』の彫像スペクタクル
見どころはなんといっても洞窟内で展開される地獄絵図インスタレーション。
人間の血肉で酒盛りする鬼や、さらし首になった人間など、細部までリアルに再現された彫刻は、もはや大人でさえも震え上がるレベル。そのカオスな世界観に圧倒されがちですが、意外(?)とストーリー性のある内容で、善行の大切さや真の倫理とはなにかを考えさせられる、深イイ空間となっています。
そのほかにも像高15m(完成後は33mの予定)のハニべ大仏や、仏像界のスターが勢ぞろいする阿弥陀洞、釈迦涅槃像が鎮座する自然公園など、広大な敷地の中には北陸屈指の珍スポットが点在。願いごとを書いた素焼きの皿を投げ入れる「聖函」もおすすめです!
ハニベ巌窟院
石川県小松市立明寺イ1
TEL.0761-47-3188
営業時間/9:00~17:00
定休日/無休
③ 加賀市中央公園 おとぎの国
昔話のキャラが出迎える異様な光景
片山津インターから車で約10分、加賀市中部の丘陵地に位置する『加賀市中央公園』。陸上競技場や体育館をはじめとする各種スポーツ施設や、室内遊具が充実した全天候型の遊び場「かがにこにこパーク」などを併設した市民の憩いの場ですが、こちらにも珍スポットと呼ぶに相応しき場所があります。
それがレクリエーションゾーンにある「おとぎの森」。一見すると緑豊かな普通の公園ですが、よく見るとあちらこちらに昔話や童話に登場するキャラクターが配置されています。桃太郎、浦島太郎、かぐや姫、人形姫、花咲か爺さんなどなど。入り口は竜宮城という凝りようで、小高い丘には鬼ヶ島まであります。
より珍スポット感を堪能するには、比較的人の少ない平日午前や天気の悪い日を狙うのがおすすめ。悲しいな表情をした人形と目が合うたびに、なんともいえない感情が押し寄せてきます。
追記(7/5)
読者の方々より「おとぎの国は2021年にリニューアルをして、見た目が変わっています」とのご指摘をいただきました。謹んでお詫び申し上げ、ここに訂正いたします。また、改めまして新しくなった「おとぎの国」のご紹介をしたく思っております。
加賀市中央公園
石川県加賀市山田町245-2
TEL.0761-73-1220
営業時間/施設によって異なる(おとぎの国は常時解放)
定休日/同上
④ 日本自動車博物館
世界各国のトイレが大集合
クラシックカーから懐かしの大衆車まで500台以上の名車を展示する『日本自動車博物館』。希少な外国車や社用車も多数保有するなど、自動車博物館として日本最高峰のクオリティを誇る同館ですが、じつはもうひとつの見どころがあります。
【関連記事】世界中のトイレが集まる、車の博物館に行ってみた。
それは、三階建ての施設各階のトイレに、世界中から収集した便器を設置していること。その数15ヵ国40種類。デザイン性に優れた芸術的な便器から、利便性にこだわったシンプルな便器まで、お国柄が現れた世界中のトイレを実際に使って、体験することができます。
なぜ、世界中のトイレを設置しているかというと、日本製のトイレの使いやすさを身をもって体験して欲しいからなんだとか。男性が車に夢中になっている間に、お連れの女性はトイレを見て回るといった感じで、車好きの男性が女性を誘う口実にもなっているみたいですよ!
日本自動車博物館
石川県小松市二ツ梨町一貫山40
TEL.0761-43-4343
営業時間/9:00~17:00
定休日/水曜日
おわりに
以上、石川県が誇る珍スポット4選でした。王道の観光地にはない魅力をちょっとでも感じた人は、もしかすると珍スポット通になる素質を秘めているかも?今回ご紹介したスポットは、フォトジェニックの宝庫でもあるので、ぜひともカメラを忘れずに出かけましょう!
(取材・文/ヨシヲカダイスケ、撮影/林 賢一郎)