瞬間を創造する。金沢発のストリートブランド「CREEREN」とは？

最初は本当になにも分からなくて、とりあえずサッカーのユニフォームを作ってる店にデザインを持ち込んで、Tシャツを作ってもらって、それを仲間に配るみたいな感じでした

でも、３年目を過ぎたあたりで「形にするためには、もっと本腰を入れないとダメだ」と思い始めて。ラッパーとかスケーターに提供する形で、アイテムを展開していったんです

縫製や仕上がりを意識し始めたのもその頃で、立ち上げ後すぐ出会った工場がいい仕事をしてくれるので、今でも使い続けているんですよ

それはなかったですね。ストリートブランドは地元でやることに意味があると思っていたので

金沢に暮らしているからこそ浮かぶデザインだったり、創造できるものだったりいろいろあるけど、やっぱり一番大きいのは「人」ですね

金沢のストリートカルチャーに影響を受けてきた仲間たちと一緒にモノを作ることができる。これって地元じゃないとできないことだと思うんですよ

クリエイティブな感性をもった仲間や後輩、家族に恵まれているのが僕の強み。『CREEREN』がそういった人たちの表現の場になればとも思っています

そうしていきたいですね

瞬間を切り取ることですね

僕がストリートに一番魅力を感じるのは、瞬間のカッコ良さなんです。たとえばスケートボードのトリックやラップのリリックのように、その瞬間を切り取ったもので勝負したいんですよ

そうですね。なのでアイデアが閃いたときは、デザインに起こすまで余計なフィルターを通さないようにしています。あとはデザインを描いたら、なにがあっても商品化する。これは絶対的なルールです

考えれば考えるほど、持ち味が失われていく気がするんですよ。このスピード感はこれからも大切にしていきたいですね