煩悩バンザイ!石川県がもっと
楽しくなるウェブマガジン「ボンノ」

親からもらった「捨てられない物」。どうすればいい?|カネノミホの散らかった部屋でよむコラム #51

  • 掃除はめんどくさい!家事もズボラな元片付け苦手人間という整理収納アドバイザーのカネノミホが、毎日をラクに過ごす片付けのヒントを教えます。

 

「これ、親からもらった物だから、捨てられなくて…」

 

片付けの現場で、よく聞く言葉です。

 

着物、食器、バッグ、アクセサリー、お土産、家具…。「せっかく買ってもらったから」「実家から持ってきたから」「良いものだって聞いたから」などなど、物そのものより、そこに込められた気持ちや歴史があって、手放しにくいのです。

 

でも、親からもらった物を手放すことと、親への感謝を手放すことは、別の話。「捨てる・捨てない」だけで考えなくても大丈夫です!

「使ってみよう」なら、とにかく一度使ってみる

せっかくもらった物。「いつか使う」としまい込んでいるなら、まずは一度使ってみませんか?

 

着物 → 着る機会をつくる。

食器 → 普段の食卓で使う、

(または、入れ物としての使い道を考える)

寝具 → 今使っている物と入れ替えてみる

バッグ → 次のお出かけに持っていく。

アクセサリー → 身につけてみる。

 

「いつか」ではなく、「今月使う」「次のお出かけで使う」と決めてしまうのもおすすめ。使ってこそ物は活かされますし、しまい込んでいては物も、親も、喜びません。

使わないなら、誰かに使ってもらう

「でも、やっぱり自分では使わない…」。それなら、手放すことも選択肢に入れてみましょう。

 

着物なら、リユースやリメイク、寄付。食器なら、使ってくれる人に譲る。バッグやアクセサリーなら、売るという方法もあります。

 

「自分では使わないけれど、誰かが使ってくれたらうれしい」。

 

そう思っているなら、「手放す機会」を待っているだけかもしれません。「いつか、誰かに、譲るかもしれないから」と、何年も保管するのは要注意です。

 

「〇〇さんに聞いてみよう」 「〇月までに譲り先を探す」など、期限を決めておくとよいでしょう。

物ではなく「思い出」を残す

どうしても使わない。でも、手放すのはつらい。そんなときは、写真を撮って残す方法もあります。

 

  • 着物を着た自分の姿
  • 親が大事にしていたバッグ
  • 昔、使っていた食器

 

物がなくなる。それは、思い出がなくなることと同じではありません。そのもの自体を持ち続けなくても、思い出は残ります。ぜひ一度、大切にしている物と記念撮影してみてください。

 

もちろん、「これは、やっぱり持っていたい!」という物は、無理に手放さなくて大丈夫です。大切なのは、持つと決めたなら、

 

✔ きちんと管理する

✔ 最後まで責任をもつ

✔ 自分で納得して持っている

 

ということです。

物の処分は「捨てる」だけじゃない

親からもらった物は、普通の物よりも手放しにくいもの。そんなときは、「どう捨てるか」ではなく、「どうお別れするか」という視点で考えてみませんか?

 

大切にしていた人形なら、人形供養や御焚き上げをしたいという方がいます。では、自治体の燃えるごみとして処分するのは、どうでしょう?

 

「ごみとして捨てるのは、なんだか申し訳ない…」と感じる方もいるかもしれません。でも、大切なのは処分方法だけではなく、自分が納得してお別れできることです。

 

たとえば…

  • 他のごみとは分けて、袋に入れる
  • 「今までありがとう」と感謝を伝えながら袋に入れる
  • お塩や手紙を添える
  • 人形の目や顔を覆う
  • きれいな紙袋などに入れてから、ごみ袋に入れる
  • お経をあげたり、祈りを捧げたりする

 

など、ご自身が心穏やかにお別れする方法を考えてみましょう。

 

親からもらった物を手放すことは、親への感謝を手放すことではありません。これまでの感謝の気持ちを伝え、心穏やかにお別れする。自分が納得できる方法で、物とのお別れを考えてみませんか?

 

無理に「捨てなきゃ」「持っていなきゃ」の二択にせず、物自身と向きあい、「どうしたいのか」を第一に。

 

✔ 使う

✔ 誰かに使ってもらう

✔ 思い出を残す

✔ 自分が持ち続ける

 

どれを選んでも大丈夫です。そして、最後は「捨てたくない」ではなく「持っていたい」かを基準に判断すること。親への感謝は、物の量では決まりません。

 

  • 「ありがとう」と思ったこと
  • 大切にしてもらったこと
  • 一緒に過ごした時間

 

それは、物を手放しても、なくなりません。だから、もし手放すことを選んだとしても、「今までありがとう」の気持ちを持ち、次の誰かに託す、あるいは、しっかりとお別れをしましょう。

 

「親への感謝」と「家の中に置いておく物」。

これを別々に考えて、ぜひ「物を活かす」視点で、親からもらった「使ってみたい」物を探してみてくださいね。

 

 

○お知らせ

定期的に開催中の「整理収納アドバイザー2級認定講座」。

1日で資格も取得できる人気No.1講座を受けてみたいという方は、ぜひチャレンジしてみてください!

 

11月7日(土)10時~17時(福井)

11月15日(日)10時30分~17時00分
12月20日(日)10時~17時

 

詳細・お申込みはこちら

https://sukkirari.com/certification

WHAT’S NEW新着記事