
もう地味なんて言わせない!飾るだけで楽しいアートな鏡餅7選
目次
日本の正月を飾る「鏡餅」。
でも、最近では簡単に済ませたり、数年飾っていないというお宅も多いのでは?
鏡餅は三種の神器でもある銅鏡に由来し、年神様(※)の魂が宿るともいわれる日本の伝統的な縁起物。ちなみに餅を2段に重ねる理由は、大小2つの餅を重ねることで、月(陰)と日(陽)を表しているとも言われます。幸福と財産(福徳)が重なるため縁起が良く、円満に歳を重ねるという意味も込められているそうですよ。
そんなわけで今回のテーマは、飾るだけで縁起が良く、お正月気分も高まる「鏡餅」。ガラスや陶器、木工などで作られた、インテリアとしても楽しめるアートな鏡餅を集めてみました。
※ 年の始めに各家を訪れ、一年の幸せをもたらしてくれる神様のこと。正月様、歳徳神とも呼ばれる。
紅白鏡餅(ガラス)|江本三紀 作
紅白鏡餅 大8,250円、小4,950円(出典:Instagram by @on_la_cru)
石川県に伝わる「紅白鏡餅」をモチーフにしたガラスの鏡餅。能登島ガラス工房で学び、現在は金沢を拠点に活動を続ける江本三紀さんの作品です。
なぜ、石川県では紅白の鏡餅が飾られるのか。諸説ありますが、藩政時代の加賀・前田家が紅白鏡餅を飾っていた風習が、現在でも受け継がれているとのこと。
(出典:Instagram by @on_la_cru)
日々の生活の中に溶け込むような美しさ。鮮やかなピンクと白の組み合わせが、おめでたさと可愛らしさを演出しています。みかんの橙色もナチュラルな風合い。台座として、二俣和紙作家の石川まゆみさんが漉いた和紙が付属しています。
on la CRU(オンラクル)
住所/石川県金沢市古府3-93
TEL. 076-287-3025
営業時間/10:00〜17:30(日曜は〜17:00)
定休日/土曜、日曜日(日曜は時々営業)
KAGAMI MOCHI(珪藻土)|soil
KAGAMI MOCHI 大8,800円、中6,600円、小3,960円(出典:http://soil-isurugi.jp/)
自然素材の「珪藻土」で作られた鏡餅。左官技術によって美しく仕上げられたフォルムと、珪藻土ならではの優しい風合いが特徴です。
シーズンオフは湿気取りに。押し入れやクローゼットに入れておくだけで、吸湿性に優れた珪藻土が内部の湿気を吸収してくれます。
(出典:http://soil-isurugi.jp/)
しっかりとした大きさと重量感のあるM、小ぶりで場所を選ばずに飾れるS、存在感がありながら棚などにも飾りやすいMSの3サイズを用意。加賀バージョンとして紅白タイプの鏡餅バージョンも展開しています。
soil flagship shop(ソイル)
住所/石川県金沢市長町1-3-18
TEL.076-201-8603
営業時間/10:00〜17:30
定休日/不定休
水引鏡餅|津田水引折型
水引鏡餅 33,000円(出典:instagram by @kagamizuhiki_knotmizuhiki)
金沢市の希少伝統工芸「加賀水引」で作られた鏡餅。加賀水引ならではの雅な美しさを表現しながら、鏡餅のぽてっとしたフォルムも見事に再現されています。
(出典:instagram by @kagamizuhiki_knotmizuhiki)
製作するのは、100年以上にわたって加賀水引の技術を継承する「津田水引折型」。独創性や美しさだけでなく、包み、結び、書などの総合的な造形美が目を引きます。デザイン性に優れたしめ飾りや干支飾りなどのラインナップも必見!
津田水引折型
住所/石川県金沢市野町1-1-36
TEL.076-214-6363
営業時間/10:00〜18:00(土曜日は〜12:00)
定休日/日曜、祝日
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木製鏡餅|イカリ木工舎
木製鏡餅 5,500円(出典:Instagram by @on_la_cru)
富山県高岡市に工房を構える、イカリイキコさんが丁寧な手仕事で仕上げた木製の鏡餅。木のおもちゃを数多く手がけるイカリさんらしい、組み立て式のオブジェとなっています。
(出典:Instagram by @on_la_cru)
木の質感と温かみを感じる佇まい。鏡餅らしい丸みもしっかり表現されています。小ぶりのサイズなので、玄関やちょっとしたコーナーにも。台座付きなので、そのまま飾ることができます。
on la CRU(オンラクル)
住所/石川県金沢市古府3-93
TEL. 076-287-3025
営業時間/10:00〜17:30(日曜は〜17:00)
定休日/土曜、日曜日(日曜は時々営業)
太閤鏡餅(ガラス)|秋友伸隆 作
太閤鏡餅 大11,000円、小5,500円(出典:instagram by @yaorozhonpo)
石川県加賀市に工房「Cullet」を構える、秋友伸隆さん作のガラス鏡餅。発表されたのは今から20年以上も前になりますが、現在もなお多くの人たちに愛されている逸品です。
(出典:instagram by @yaorozhonpo)
ちょっと変わっているのが、金沢金箔を使用した橙部がフタとなっていて、そこからお米を注いで使うこと。鏡餅には、その年の豊作を祈願し、新しい門出を祝うという意味があります。石川県の紅白鏡餅を表現する場合は、小豆を入れて使うのが良いのだとか。正月以外は花瓶としても使えそうですね。
八百萬本舗(ヤオヨロズホンポ)
住所/石川県金沢市尾張町2-14-20
TEL.076-213-5148
営業時間/10:00〜18:00
定休日/なし
九谷釉裏銀彩 鏡餅|青郊窯
九谷釉裏銀彩 鏡餅 16.500円(出典:instagram by @seikou_official)
「九谷焼が多くの人々にとって身近な器であるように」。そんな想いを胸に、九谷焼の産地・能美市で製作を続ける青郊窯。こちらは金沢箔を用いた九谷焼の技法、釉裏銀彩で彩った磁器の鏡餅になります。
(出典:instagram by @seikou_official)
鏡餅の一番上がフタになっていて、中にお米を入れてお供えすることができます。飾り付けは金沢水引、台座は山中漆器と、さりげない伝統工芸のコラボも魅力的。
ガラス製鏡餅|高橋真人 作
ガラス製鏡餅 大4,400円、中3,850円、小3,850円(出典:Instagram by @on_la_cru)
能登島ガラス工房・高橋真人さんが手がけるガラスの鏡餅。小ぶりながらもしっかりとした存在感で、お正月を楽しく、華やかに彩ってくれます。
(出典:Instagram by @on_la_cru)
橙の質感がとってもキュート。陽の光が差し込む窓際に置くと、よりキレイに見えるのでおすすめです!
on la CRU(オンラクル)
住所/石川県金沢市古府3-93
TEL. 076-287-3025
営業時間/10:00〜17:30(日曜は〜17:00)
定休日/土曜、日曜日(日曜は時々営業)
最後に…
本来、正月飾りは松の内(12月13日〜1月7日)の間に飾るものとされていますが、今回紹介した鏡餅はどれもずっと飾っていたくなるモノばかり。縁起物でありながら、飾っているだけで心を豊かにしてくれます。
今年も残すところあと僅か。より良い新年を迎えるために、アートな鏡餅をインテリアに取り入れてみてはいかがでしょうか。
(取材・文/BONNO編集部)