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Kan Sanoの音楽的ライフ【観ずる日々】第19回:朝の習慣について

Kan Sanoの音楽的ライフ【観ずる日々】
新世代のトラックメーカーとして注目を集める金沢市出身アーティストKan Sanoの音楽的ライフをちょっと覗き見。

朝ごはんは食べない。昼は軽めに済ませ、夜にしっかり食べる。これがもう随分長い間習慣になっているが、今年の春はいつもと少し違っている。今使っている花粉症の薬が1日1回(食後)タイプだから、何か食べないことには薬が飲めない。僕の花粉症のピークは2月から4月にかけて。この3ヶ月間は外に出なくても、窓を開けなくても、朝ベッドで目が覚めた瞬間から鼻がムズムズする。一刻も早く薬を飲みたいので、仕方なく毎朝食パンを一枚食べている。ピーナッツバターをたっぷり塗るのが最近のお気に入りだ。思えば、幼少期も留学時代もずっとこれが好きだった気がする。最後にパンの耳が残ってしまうのは避けたいので、パンの端の方、特に四隅には念入りに塗り重ねる。軽くトーストしてから食べるのも美味しいが、とにかく早く済ませたいので塗りながらほぼ同時に食べ始めている。

 

食パンの耳はなければ嬉しいが、絶対的に嫌いなわけでもないし、存在価値を定義するのが難しい微妙な位置にある食べ物だ。「もしパンの耳がなかったら」という人間誰しもが抱える小さな願望を叶えるランチパックは見事な商品だなと思う。コンビニで軽食を買う際、真っ先に探すのがランチパックのピーナッツ味。売り切れていたり取り扱いがないコンビニだと、一瞬ガンバレルーヤよしこの「クソが!」が頭をよぎる。アイスクリームMOWのバニラ味やアイスの実ぶどう味も同様の「よしこ案件」だ。いつの間にか登場した深煎りピーナッツ味も好きだが、結局のところ普通のピーナッツが一番美味しい。

 

昨年から始まった朝の習慣が、ハーブティーを飲むことだ。YogiのThroat Teaに大ハマりしたが、2ヶ月間毎日飲んでいたら流石に少し飽きてしまった。お気に入りを見つけるとついそればかりリピートしてしまう。以来、日によって違う種類を挟むようにしている。

 

寝起きにコーヒーを飲む人が信じられない。空腹時にコーヒーを飲むとお腹の調子が必ず狂い、気持ち悪くなってしまう。カフェインが原因なのだろう。コーヒーや紅茶は食後が一番美味しい。ノンカフェインのコーヒーは朝に飲むこともある。

 

毎朝レコードを一枚聴いている。コロナ禍でリビングにターンテーブルを置くようになって以来自然と生まれた習慣だ。数百枚あるレコード棚からその時の気分で聴きたい一枚を選ぶのだが、自分が毎朝違うレコードを選んでいることに驚く。レコード選びは無自覚だった自分自身の日々の微妙な心境の変化や、精神状態を理解するのに役立っていると思う。セルフケアの役割があるのかもしれない。聴きたい音楽を自分で選ぶのは大事なことだ。

 

着る服、食べる物、暮らす場所、聴く音楽、選挙の投票。ひとつひとつを自分の意思で選択していくことが今後もっと大事になっていくだろうし、そうなって欲しいと思っている。風の時代は大歓迎だ。

 

 

 

 

◯Kan Sanoの音楽的ライフコラム【観ずる日々】

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執筆者プロフィール

Kan Sano

石川県金沢市生まれ。キーボーディスト/トラックメイカー/プロデューサー 。バークリー音楽大学ピアノ専攻ジャズ作曲科卒業。FUJI ROCK FESTIVAL、RISING SUN ROCK FESTIVAL、ジャイルス・ピーターソン主催 World Wide Festival(フランス)など世界中の大型フェスに出演。 2019年アルバム『Ghost Notes』をリリース。テレビ朝日「関ジャム 完全燃SHOW」への出演でも注目を集めている。

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