
捨てられない人のための片付け術。捨てる前にやるべきこと|カネノミホの散らかった部屋でよむコラム #45
目次
- 掃除はめんどくさい!家事もズボラな元片付け苦手人間という整理収納アドバイザーのカネノミホが、毎日をラクに過ごす片付けのヒントを教えます。
「やっぱり捨てなきゃダメですよね…」
「捨てないと片付きませんよね…」
それは…捨てられるなら、ぜひ捨ててください!
でも、実際はそれが難しい。私自身、もともと片付けが苦手で、今でも捨てるのは得意ではありません。
「片付けようとすると、まず“捨てる”が浮かんでしんどい」
そんな声は、本当によく聞きます。
でも大丈夫!片付けの目的は「捨てること」ではなく、「暮らしやすくすること」。だから、捨てなくても片付けは進みます。
今回は、800件以上の家庭を片付けてきた中で実感した、「捨てられなくても片付く方法」をお伝えします。
①「よく使うモノ」と「使わないモノ」に分ける
やることはシンプルです。使用頻度で分けるだけ。
- 毎日、または毎週使うモノ
- しばらく使っていないモノ
この2つに分けます。
迷ったら、とりあえず「使わない」へ。「使わない」=「捨てる」ではありません。安心して仕分けして大丈夫です。
使っていないモノの中で、手放せるものがあれば処分。それ以外は「待機ボックス」に入れます。収納ケースでも紙袋でも構いません。
ひとまず生活の邪魔にならない場所へ。本当によく使うモノだけに絞ると、それだけで驚くほどスッキリします。
②「捨てられない理由」を客観的に見る
「視る」よりも「見る」「考える」の方が自然です。捨てられない理由は、人それぞれ。
- 思い出がある
- 高かった
- まだ使える
- 罪悪感がある
- いつか使うかも
ここを無視して「捨てましょう」と言っても、うまくいきません。無理に捨てると、むしろ苦手意識が強くなることもあります。
大事なのは、自分の理由を知ること。理由が分かると、モノの持ち方や買い方が少しずつ変わっていきます。
たとえば私は、「まだ使えそう」で残しがちです。でも「何に使うか」が具体的に浮かばないときは、
- 100円ショップで代替できる
- 1年間使っていない
この2つに当てはまれば、手放すようにしています。
結局「何かのとき」に思い出さず、また買いに行くことが多いからです。
③ 捨てられないなら「量」か「期限」を決める
捨てられないこと自体は、悪ではありません。大切なのは、管理できる状態にあるかどうかです。
そのために有効なのが、「量」と「期限」。
- 思い出のモノは1人1箱まで
- 1年使わなければ見直す
- ハンガーは増やさない
こうして枠を決めるだけで、家の中はちゃんと回るようになります。
判断の軸は「捨てるかどうか」ではなく、「管理できる量に収まっているか」。量を決めることは、未来の片付けをラクにする準備です。
④ 迷うモノは、一度使ってみる
「まだ着られる気がする」
「たぶん使うと思う」
この「気がする」「たぶん」が、モノを増やします。だからこそ、実際に試します。
- 服は着てみる
- 家電は動かしてみる
- 道具は使ってみる
それだけで、答えはすぐ出ます。
「使いにくい」
「似合わない」
「出番がない」
「面倒」
どんなアドバイスより、実際に使った感覚が一番正確です。自分が納得できる基準ができると、次の判断もスムーズになります。
⑤ それでも無理なら、外に預ける
どうしても手放せない。でも、家のスペースは限られている。そんなときは、レンタル倉庫も選択肢です。
ここで一つ大事なのは、「モノを持つにはお金がかかる」と意識すること。
「お金を払ってでも持ちたいか?」
そう問いかけると、判断がはっきりします。
それでも残したいなら、それは今の自分にとって大切なモノです。捨てる以外の選択肢もある片付けは、「捨てる勇気」ではありません。
- よく使うモノを優先する
- 捨てられない理由を知る
- 量を決めて持つ
- 使って判断する
- 必要なら外の力を借りる
どれも共通しているのは、無理をしないこと。捨てられなくても大丈夫です。責める必要はありません。
「手放すかどうか」の前に、できることはたくさんあります。
まずは、目の前のモノを一つだけ仕分けてみてください。「捨てる」ではなく「分ける」ことから。
そこから、片付けはちゃんと動き出します。
○お知らせ
定期的に開催中の「整理収納アドバイザー2級認定講座」。
1日で資格も取得できる人気No.1講座を受けてみたいという方は、ぜひチャレンジしてみてください!
4月25日(土)10時30分~17時
5月16日(土)10時30分~17時
6月7日(日)10時30分~17時
詳細・お申込みはこちら
