プロ経験後15年ぶりに音楽再スタートの40代社長|Funa先生の音楽室 #01
メジャーデビュー後15年振りに音楽活動を再始動
Funa:当連載、記念すべき第一回!スタジオに遊びに来てくれたのは前川ヒロユキさんです。ようこそ!
前川さん(以下敬称略):こんにちは。
(写真左から)Funa先生、前川ヒロユキさん
Funa:前川さんは現在、会社経営をされているとのことですが、以前はバンド活動をしていて、メジャーデビューの経験もあるんですよね。
前川:そうなんです。大学在学中に「サンフラワーズガーデン」というバンドを結成しまして、このバンドでポニーキャニオンよりメジャーデビューしました。担当はボーカルです。上京して、アニメ「HUNTER×HUNTER」の主題歌を手がけるなど9年間の活動を経て解散。29歳で石川県に帰ってきました。
Funa:素晴らしい。音楽と共にとても濃い20代を過ごされたんですね。音楽をはじめるきっかけはなんだったんですか?
前川:中学生の頃、同級生の影響でギターをはじめたんです。その頃、聴いてたのはブルーハーツやローリングストーンズなどのロック系ですね。
Funa:はじめはギターだったんですか!?
前川:はい。高校に入ってから歌も歌いはじめて、そこからは徳永英明さんなどのシンガーに憧れを持つようになり、歌中心の音楽への関心が強まります。その頃から作詞作曲をはじめましたね。
DTMならひとりでも楽曲制作ができる
Funa:その頃から作曲にはDTMを導入していたんですか?
前川:いえ、まったく(笑)。当時は一人でギターのみで作るか、バンドメンバーとスタジオに入るかのどちらかで、DTMとは無縁でした。
Funa:そうなんですね。では、DTMはいつ始めたんですか?
前川:2020年9月です。実はまだ一年ほどなんですよね。地元に帰ってきてから長らく音楽活動をしていなかったのですが、再スタートするタイミングでDTMにチャレンジすることにしたんです。
Funa:なるほど。音楽活動を再スタートさせようと思ったきっかけはあるんですか?
前川:地元に帰ってきてからは普通に就職したんです。一般社会人としては遅いスタートでいろいろ苦労もありましたが、その後、独立して会社経営するようになりました。仕事面は充実していたのですが、やはり自分は音楽が好きだった。人生を豊かにするためには音楽が必要だと感じるようになりました。
Funa:自身の音楽活動にDTMを導入しようと思ったのはなぜ?
前川:バンド時代は歌のための伴奏はバンドメンバーと共に作っていましたが、ソロでフットワーク軽く動くために一人でも作れるようになりたいと思ったんです。DTMならパソコンの中でピアノ、バイオリン、ドラムなど、自分では弾けない楽器の入力もできて、音楽制作の幅がグンと広がるので。
Funa:DTMは一年ほどの経験といえど、そこは流石のメジャーデビュー経験もあるミュージシャン!すでに使いこなしていて、先日作品をリリースされましたよね。
前川:はい、おかげさまで。DTMはまだまだわからないことも多く、決して使いこなしているとまでは言えませんが、なんとか配信でオリジナル曲をリリースできるまでになりました。
Funa:これまで経験のあった作詞、作曲はもちろん、DTMを始めたことで編曲やレコーディングもご自身でされたんですよね!
前川:はい。リリースに至るまでの全工程を一人で行いました。ぜひ多くの方に聞いて頂きたいと思います。
Funa:本日はありがとうございました。今後もDTMで「音楽の手作り」楽しんでください!
前川ヒロユキ’s音楽室
■使用DTM機材
OS : windows
DAWソフト:steinberg / CUBASE PRO 10.5
オーディオインターフェース:steinberg / UR22C
MIDIキーボード:KORG / microkey37
スピーカー:Fostex / PM0.3
ヘッドフォン:audio-technica / ATH-M20x
マイク:audio-technica / AT4040
他、エレキギター、アコースティックギター、クラシックギター、ギターアンプ等
■リリース情報
前川ヒロユキ
ソロ始動第一弾シングル「BIG」
sportify、apple music、LINE MUSIC等、各種音楽配信サイトにて配信中