煩悩バンザイ!石川県がもっと
楽しくなるウェブマガジン「ボンノ」

Free Style & JAM ⑦|PROとして活躍できる土壌

YORK UNO のFree Style & JAM
バイクと一体になって世界で活躍する、石川県出身のBMXプロライダーUNO YORK さんによるコラム。BMXの楽しさや日々の気づきをフリーな感覚で綴ります。

毎月UPしてるこのコラムも、7回目で今年ラストになりました。

 

今回は、プロとして活躍できる土壌というテーマで書かせて頂きます。正直、凄く難しいテーマではあります。簡単にいってしまえば、BMXを仕事にして生活していくということなんですが、BMXプロってどこで線引きするのか曖昧な部分があります。プロとして活躍するには、様々な方法が存在しているんです。

 

以前は、大会で結果を残してスポンサーをGETするか、メディアに露出してスポンサーをGETする、この2種類の方法しかありませんでした。勿論、SHOWの様なパフォーマンスワークもありますが、やはりサラリーが出るスポンサーをGETすることがメインでありました。

 

このスポンサーを得られれば、集中してBMXに専念ができますし、そのために大会で結果を出す!という明確な目標もはっきりしていました。しかし現代では、SNSを使えば個人でもPRできる環境がありで、BMXのライディング以外の部分でもプロになれるなど、プロへの道は多様化していると感じます。

 

あるスケートボードの代理店に聞いたところ、スケートボード界では既にYoutubeをメインに活動して、生活しているプロライダーもいるとのこと。
スポンサー企業側も、製品の性能やアパレルのデザイン性などYoutubePRして貰えるので、Youtubで有名なスケートボーダーは、プロとして真っ先に名前が上がる可能性があります。それは、どのプロ競技でもいえる事実で、逆にライディングスキル以外で自己をPRする方法や、魅せ方が凄くうまいことが重要な時代になっているともいえます。

 

 

SNSで、各個人が情報を発信できる様になったのは凄くいい点ではありますが、逆にスポンサー企業側も昔より、フォロワー数や発信される内容、更新度など様々な部分を詳しく分析していると感じます。

これまでのように大会だけ結果を残したからOKとか、BMXが上手いからOK。という時代は既にひと昔前の考え方なんですよね。なので、これからのプロライダー達はもっともっとマルチに、様々な分野に対応した知識やスキルが必要になってくることでしょう。どのスポーツのプロ選手も、プロのアーティストも個人の様々なスキルを上げて行かないと、時代に取り残される時代… そんなことを話してる自分自身も対応できているのかどうか。来年も、新しい知識をまだまだ吸収して、もっとマルチに活動の幅を広げていきたいものです。

 

2022年に形にできたワークのひとつとして、 M100 TV CMを紹介
音源と、ライディングを担当しました。

 

 

2023年も様々なワークにチャレンジして行きたいと感じます。来年も宜しくお願い致します。

 

このコラムでは、ストリートカルチャーのこれまでとこれから、日々の気づきをFreeStyleで綴っていきます。JAMのように、気ままにいきましょう。

そんなFree Style & JAMは、Vol.8へ続く

 

◯YORK UNOのコラム【Free Style & JAM】

→バックナンバーが読める記事一覧はこちら

 

執筆者プロフィール

YORK UNO

BMX世界的ライダー。1999年、アメリカのプロBMXコンテストで日本人初優勝。「X-GAMES」日本人最多出場、アメリカ、中国、マレーシア、オーストラリア、オランダ、フランスなど世界大会での優勝、入賞経験を持つ。帰国後、日本発のオリジナルBMXカンパニー「ARESBIKES」を創設。現在は、国際大会での審査員をはじめ、次世代育成に力を入れている。石川県金沢市出身。

 

公式ブログ:YORK UNO
インスタグラム:@yorkuno
ツイッター:YORK UNO
フェイスブック:YORK UNO

RECOMMEND ARTICLEおすすめの記事

WHAT’S NEW新着記事