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アメリカとヨーロッパの違い|YORK UNOのFree Style & JAM #09

世界を股にかけて活躍するBMXプロライダー・YORK UNOが、BMXの楽しさや日々の気づきをFreeな感覚で、JAMのように気ままに綴っていく。

 

今回は、アメリカとヨーロッパのシーンの違いについて書きたいと思います。

ヨーロッパは、それぞれの国と国が集合してる部分。ライダーはそれぞれが個性的で、STYLEを持ったライダーが多いです。
アメリカは合衆国だけど1つの国と考えるなら、BMXの発祥の地であってオリジナル。どちらも、ストリートカルチャーでは日本には無いハングリーさやハードな一面を持っています。

 

オリンピックの様な「競技を目指すシーン」と、ルーツとなる「ストリートカルチャーを大切にするシーン」。アメリカもヨーロッパも、どちらも日本より遥かにカルチャーとしての考え方が進んでると感じます。

 

 

アメリカにはママチャリが存在しません。子ども自転車の殆どがBMXで、人生最初に乗る自転車がBMXです。ヨーロッパも日本と比べて一般的な自転車が少なく、自転車に乗る殆どの人はスポーツタイプか、BMXタイプの自転車に乗っています。

 

オランダなど、一部の地域ではたまに日本のママチャリタイプも見かけますが、電動式スクーターが大半。 単純にカッコいい移動手段を選ぶ感性は、アメリアもヨーロッパも共通する部分かもしれません。どちらの国にも、ストリートのBMXライダー、スケートボーダーが多く、ニューヨークやロサンゼルスなど都会にもBMXライダー、スケートボーダーが多いんです。

 

ヨーロッパのロンドン、パリ、ベルリンなどでもBMXは多く、移動手段としても使われていています。ストリートから競技へ、オリンピックの正式競技になるのも納得。自転車ひとつ、表現する場所やプレイするステージが違うだけで、楽しみ方や捉えられ方が違う感覚。

 

ハイファッションブランドのデザインにスケートボードやBMXが起用される理由も、そう言ったフリースタルな壁やカテゴリーに括りきれない部分だと分析できます。

 

 

 

自分は、オリジナルのアメリカのストリートカルチャーに憧れて「X-GAMES」を目指してやっていたので、大胆でシンプルなアメリカの考え方、自由な部分が凄く好き。

 

ヨーロッパは、デザインやスタイルなど細かく、洗練された部分が大好きです。アジアの国々は、それぞれの影響を受けていますが、上手く自国の文化や考え方にあった方向で、それぞれの良さも吸収して独自の進化を遂げていると感じています。

 

コロナ禍も少しずつ収まる風潮が見えて来て、このカルチャーの素晴らしを感じられる世界最大のXスポーツの祭典「X-GAMES」が今年も5月に千葉で開催されます。ライダーのスタイルやカッコ良さ、凄さをLIVEで体感出来る唯一のチャンス。 昨年見られなかった方は是非今年こそ体感して下さい!!!本気で凄く楽しいイベントであり、世界最高レベルのコンテストです。是非、体感して下さい。

 

このコラムでは、ストリートカルチャーのこれまでとこれから、日々の気づきをFreeStyleで綴っていきます。JAMのように、気ままにいきましょう。そんなFree Style & JAMは、Vol.10へ続く…。

 

 

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