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結成4ヶ月で全国大会グランプリ!大躍進する10代バンド|Funa先生の音楽室 #19

ここは金沢市内にある隠れ家的音楽スタジオ「MAM」。音楽クリエイターFunaの作業部屋であり、DTM(デスクトップミュージック=パソコンで作曲すること)の教室も開かれているクリエイターの交流の場です。今日もまた「音楽の手作り」を楽しむ人が遊びにやってきました。

 

Funa先生(以下Funa):本日は、全国規模の大きなバンドコンテストでグランプリを獲得するなど、大注目のバンド「Maverick Mom(メイブリックマム)」のボーカル南出大史さんがスタジオに来てくれました。ようこそ!

 

南出大史さん(以下敬称略):よろしくお願いします。現在、高校3年生で卒業を控えているところです。

 

Funa:当コラムのゲストは毎回、僕自身で決めてお声をかけさせてもらっているのですが、今回はBONNO編集部からの推薦だったんです。

 

南出:そうなんですね。

 

Funa:メンバー全員が高校生ですごく活躍しているバンドがいるので、ぜひ取り上げてほしい!と。で、お名前を聞いたら南出大史さん…以前から知ってる人だった(笑)。

 

南出:僕が長年ボーカル指導を受けているOneボーカルスクールの市岡先生とFunaさんが親しいんですよね。

 

Funa:そうなんです。2年ほど前にOneボーカルスクールが主催するライブで初めて南出さんの歌を聴いたんですけど、すごく上手だったので印象に残っていました。

 

南出:ありがとうございます。昨年の秋にあったOneボーカルスクールのライブでもFunaさんにはお世話になりました。

 

Funa:というわけで初対面ではありませんが、1対1でちゃんとお話させてもらうのは初めてですね。市岡先生の元でボーカルを学ぶようになったのはいつからなんですか?

 

南出:小学校高学年です。その頃から歌うのが好きで、地元で行われていたカラオケ大会によく出場していました。それで大会がある直前だけアドバイスを頂くといったことを中学生まで続けていました。その後、高校生になってから本格的にレッスンに通うようになったんです。

 

Funa:小学生の頃から人前で歌ってたんですね!ということは元々、歌が得意だったのだと思いますが、レッスンを受けてみてどうでしたか?

 

南出:わからないこと、悩んでいることに対して的確にアドバイスしてもらえて、毎回すごく充実しています。そこで得たことを日々の自主練でも活かすことで、効果的に成長できている気がします。

 

Funa:南出さんの歌はすでにかなり上手だと思いますが、それでも尚レッスンを受け続けているところに向上心の高さを感じます。

 

南出:なんとなくの感覚で疑問に思っていることでも、先生に相談すると具体化して解説してくださるので「なるほど!」と思うことがたくさんあります。

 

Funa:その姿勢はとてもいいですね。上達すればするほど、その奥深さに気付き、もっとやりたくなる。その繰り返しが高みへと繋がっていくと思います。

 

南出:上達していくことを肌で感じられて感謝しています。

 

SNSでつながったメンバーと意気投合!

Funa:では、ここからはバンドのことも聞かせてください。現在活動中のバンド「Maverick Mom」はいつ結成したんですか?

 

南出:高校3年の4月です。同年の夏に開催されるロック・イン・ジャパン・フェスティバル(注)のオープニングアクトを決めるコンテストの参加募集を見つけたときに挑戦したいと思って、SNSを通じて、ギター、ベース、ドラムの3人に僕の方から声をかけました。

 

(注)日本最大規模の野外ロック・フェスティバルの一つ。

 

Funa:そのコンテストというのが、冒頭で紹介したグランプリを獲得した大会なんですよね!?

 

南出:そうです。

 

Funa:ロック・イン・ジャパン・フェスティバルは夏に開催…バンドはその数ヶ月前の春に結成…活動期間たった数ヶ月でグランプリを獲ったってこと??こういった大会ってオリジナル曲での参加ですよね??そんな短期間でバンド結成して、曲を作って、演奏を仕上げて…え?え?いろいろ計算が合わないです(笑)。

 

グランプリを獲得した時の模様(TEENS ROCK in hitachinaka)

 

南出:メンバーに恵まれました。楽器の演奏動画をSNSにアップしている地元の高校生を探して、上手いと思った人にダイレクトメッセージを送ったのですが、第一候補だった人がみんなOKしてくれたんです。

 

Funa:SNSで探したってことは、元々知り合いとかではなくみんな初対面?

 

南出:はい、誰も繋がっていなくて全員初対面でした。最初に連絡したのが2022年の3月下旬。初めて顔を合わせたのが4月2日です。「何から話そう?」といった感じで、気まずかったことを覚えています(笑)。

 

Funa:そんな出来立てのバンドでいきなり結果を出すって本当にすごい!南出さん以外のメンバーも実力者揃いってことですね。

 

左から中野武瑠(ギター)、タイゾー(ベース)、Switch ON(ドラム)、南出大史(ボーカル)

 

南出:初顔合わせの場所はバンド練習用のスタジオでした。まずは一緒に演奏してみようということで、僕のオリジナル2曲と既存曲2曲の計4曲を課題曲としていたのですが、いざ演奏してみるとみんな仕上げてくるどころか、それぞれのアレンジまで加えてきて「この人達、すごいなー!」とビックリました。

 

Funa:お互いの実力を認め合って、意気投合したってわけですね。それでそのまま結成となり、約4ヶ月後の夏にはロック・イン・ジャパン・フェスティバルのステージに立っていたと。

 

南出:当日は4万5千人の来場があったと聞いています。ある程度は流動的だったと思いますが、オープニングアクトである僕たちの時点でも180度見渡す限り、人、人、人って感じで、たくさんのオーディエンスの前で演奏させていただきました。

 

Funa:緊張はしなかったですか?

 

南出:たぶんメンバーは全然緊張していなくて、僕だけはじまるまで緊張していました(笑)。でも、いざはじまると最高に楽しくて、緊張は飛んで行きました。

 

Funa:それはよかった!とても貴重な体験ができましたね。

 

南出:はい、本当に感謝しています!

 

Funa:ここまででも十分すごいのですが、その後もさらに精力的な活動を続けているんですよね?

 

南出:3月4日に1000人規模のホール「白山市松任文化会館ピーノ」で単独公演を行ったのですが、おかげさまでソールドアウトし、満席の会場で最高のライブができました。さらにSPEEDSTAR RECORDSの30周年を記念するフェス「LIVE the SPEEDSTAR」のオープニングアクト出演権をかけたオーディション「ワンチャン!~幕張メッセへの道~」では総勢550組の中からグランプリをいただき、3月18日に幕張メッセのステージに立つことが決まっています。

 

Funa:本当にすごい勢いですね!今後がますます楽しみです。応援しています!

 

南出:ありがとうございます!

 

 

Maverick Mom 1st mini Album

「ENERGY」

¥1,000(税込,送料別)

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■南出大史 ’s 音楽室

■使用機材

ギター : Fender / Acoustasonic Player Telecaster , ZEMAITIS , HONEY BEE

アンプ : ROLAND CUBE STREET EX

カホン : scolgwerk

他、エフェクター、ターンテーブル等

■YouTube

Maverick Mom メイブリックマム Youtubeチャンネル

■Twitter

@maverickmom_bd

 

 

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Instagram:@funa_music_and_more
Twitter:@funa_man
YouTube:音楽クリエイターFunaのDTMチャンネル

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