中学校音楽教師からの転身！声のプロフェッショナル｜Funa先生の音楽室 #22

私はボイストレーナーとしていろんなジャンルの歌に携わっていますが、根本は声楽家なので、ポップスよりはどちらかというとクラシックの世界に通じています。クラシックは過去すでに完成された曲を時代を超えて再現するというスタイルが多いため、1から新曲の制作に携わるということがないんです。新たなチャレンジでした。

自分が「初めて歌う人」になるということが、クラシックの声楽の世界では基本として無いので。

そうなんです。長く歌う活動をしていますが、自分自身がアーティスト作品のオリジナルシンガーになるという経験は実は初めてでした。

ありがとうございます。

小学3年の頃に地域の合唱クラブに入団したのが始まりです。

引っ込み思案な性格を治すべく親に勧められたのがきっかけでした（笑）。

はい（笑）。音楽自体は2歳の頃からピアノを習っていました。ただ、思うように上達できず悩んでいたところ、後から始めた合唱クラブの方では良い評価を受けられたんですね。それで、歌の方を本格的に取り組んでみようということになったんです。

そうですね。その後、大学までずっと声楽を学ぶことになります。

大学在学中にミス百万石（注２）に選ばれて、そこからタレント活動を始めるようになりました。

ミス百万石に選ばれたことは大きかったです。このことをきっかけに私のことを知ってくれる人が増えて、いろいろなお仕事をさせて頂くようになりました。

いえ、実はそうはならなくて…。大学卒業後は中学校の音楽の先生になります。公務員なので副業は禁止。就職してからも様々なご依頼を頂いたのですが、全てお断りすることになってしまいます…。

はい。貴重なお声がけを断り続けることが申し訳なかったです…。

たくさんのチャンスを逃しているのではないかと思うようにもなって、中学校の先生を辞める決意をしました。先生の仕事も大変やりがいがあったのでかなり悩んだのですが…。

数年のブランクがありましたが、復帰後もいろいろなご縁に恵まれてありがたく思っています。

そうなんです、歌ではなく司会進行を務めます。テーマ音楽のシンガー、ミスコン経験者であることを活かし、微力ながら貢献できればと思っています。

ありがとうございます。