
Kan Sanoの音楽的ライフ【観ずる日々】第81回:ツアーの身体
金沢市出身のキーボーディスト/プロデューサー・Kan Sanoが綴るエッセイ。新世代のトラックメーカーとして支持されるアーティストの音楽的ライフを覗いてみよう!
MOJACATツアーが始まった。単独公演のバンドツアーは4年ぶり。東京、大阪、福岡の3本を終え、今月は札幌、パリ、名古屋、金沢へ向かう。
ツアーに向けて体力作りをちゃんとやろうと決心して、4月末くらいから簡単な筋トレを始めた。ジムに通ってるわけではないし何か器具を使ってるわけでもない。1日10〜15分ほどの簡単なトレーニングだけど、それでも1ヶ月続けてきて明らかな体調の変化を実感している。継続は(筋)力なり!無理せず緩い感じで全然良い。継続できる現実的なペースで、毎日少しずつ積み重ねていくのが自分の性格には合ってるみたいだ。
まず、夜になると自然と眠気が来るようになった。これはまったく予想してなくてびっくりした。夜型の生活は相変わらずだけど、以前より2時間くらい早く寝るようになったし、朝も早く目が覚めるようになった。(二度寝して結局昼前の起床になることも多いけど…)
もうひとつ、身体がなんとなく軽くなった。倦怠感が減ったというか。歩いたり身体を動かすことが以前より楽になった気がする。フィジカルとメンタル、身体と脳って自分が思っている以上に繋がっているし、関係している。そのことが実感としてよく分かってきた。5月上旬より下旬の方がメンタルの調子も良くなっている。最近の学び。どうやら脳みそって意外と単純なのかもしれない。
音楽的にも身体的にも、丁寧に準備を重ねてほぼ万全な状態で始めた今回のツアーだけど、初日の東京公演の後は疲労感がやばかった。久々のワンマンでいつもより気が張っていたからかもしれない。ライブ前の1週間は意識のすべてがライブに向かって集中していく感じで、なんだか落ち着かなかった。
翌日も疲れがかなり残っていて、「バンドセットのワンマンってこんなに疲れるんだっけ。これは残りの公演も大変になるな…。」と不安になったけど、大阪、福岡は一転して全然大丈夫になっていた。同じセトリなのにライブ後の疲労感がかなり違って驚いた。人間の身体の適応能力って本当に凄いんだなって思った。
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