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Funa先生の音楽室④|60代でDTMレッスン。好きなことはいつだって始められる!

集まれ次世代のDTMer!【Funa先生の音楽室】
ここは金沢市内にある隠れ家的音楽スタジオ「MAM」。
音楽クリエイターFunaの作業部屋であり、DTMの教室も開かれている、DTMクリエイター交流の場です。
今日もまた「音楽の手作り」を楽しむ人が遊びにやってきました。
※DTM…Desk Top Music(デスクトップミュージック)の略で、パソコンで音楽を作ることの総称。

 

Funa:今回スタジオに来られたのは60代になってからDTMを始められたという中村栄(なかむら さかえ)さんです。現在、僕のDTMレッスンを受講されている方の中では最高齢になるのですが、いつになっても好奇心を持って音楽、DTMに取り組まれる姿がとても素敵だなと思っています。

 

中村栄さん(以下中村):ありがとうございます。昭和30年生まれで現在66歳です。若い頃から音楽が好きでDTMもいつかやりたいと思っていたことの一つです。

 

一曲との出会いで音楽熱が再燃。

Funa:DTMは60代になってからとのことですが、音楽自体のご経験は?

 

中村:幼い頃から音楽が好きだったようで、2〜3才の頃からオモチャの鉄琴を叩きながら歌っていたと母親が言っていましたね。小学生のときは音楽の成績が良くて先生からプロの歌手になれるんじゃないかなんて言われたこともあった。それが嬉しくて今でも思い出に残っています。

 

Funa:幼少期から音楽に目覚められていたんですね。それではその流れで歌を続けていったのですか?

 

中村:いえ、それが中学生の頃の変声期で思いどおりに声が出せなくなり挫折してしまいました。それでも音楽は好きだったので、高専に入学してからは部活動でクラシックギターを始めました。学校の行事で大きな会館で演奏したりとても良い経験ができました。

 

Funa:声変わりする前と後では声の出方がずいぶん変わりますからね。歌はあきらめてしまったけど、そこからはギターを続けていったと?

 

中村:そうはいかなかったんです。卒業を経て就職してからは音楽から遠ざかってしまいました。

 

Funa:そうだったんですね。学生時代に熱中していたことでも社会人になってから縁遠くなってしまうということは多くの人が共感できることかもしれません。

 

中村:はい、仕事に打ち込んでいましたね。建築関係の仕事だったのですが、今から23年前…1998年に那覇空港関連の仕事に携わることになり、沖縄出張に向かう飛行機内のラジオ「ジェットストリーム」で流れた曲に衝撃を受けて、再び音楽への想いが再燃しました。

 

Funa:おお!一つの曲で心が動かさせる、それこそが音楽のパワーです!それはなんていう曲だったんですか?

 

中村:Cusco(※注1)の「Happy Islands」という曲です。とても良い音楽だと思いました。こんな音楽をやってみたいと思い調べたところ、DTMやシンセサイザーで作られている音楽だと知りました。

※注1…ドイツのシンセイサイザー奏者、マイケル・ホルムとクリスチャン・シュルツによるユニット

 

Funa:ついにDTMに繋がりました!

 

第二の人生は好きな音楽に打ち込みたい。

Funa:歌、ギター、そしてDTM。そのDTMを現在おこなっているということは3度目の正直ですね。

中村:はい、そこからすぐに始めたわけではないのですが、DTMに興味を持ったのがその頃でした。その後ヤマハのシンセサイザーCS2Xを購入することになります。

 

Funa:まずはシンセサイザーだったんですね。ここまでの流れ、僕と共通点が多いです!僕も最初は衝撃を受ける曲との出会いがあり、どうやって作るんだろうと調べて、シンセサイザーを購入しました。だけど、それだけじゃダメだと気付きDTM機材も揃えていったという流れです。中村さんがシンセサイザーからのネクストステップとして、DTMにいく流れはどのようなカンジでしたか?

 

中村:DTMを一番最初にかじったのは2007年でした。その頃は転勤で東京在住だったのですが、そのころにDTMを少しだけ習ったんです。

 

Funa:そうでしたか!僕のDTMレッスン以前にもレッスン経験がお有りだったんですね。

 

中村:はい。ただ、そこからまもなく大阪転勤となり、1年ほどしか習えませんでした。その後は仕事が忙しくなったこともあり、また少し縁遠くなってしまいます。

 

Funa:そこからまた音楽と向き合えたのは何かきっかけがあったんですか?

 

中村:これからの人生でやりたいことをやろうと思い、65歳まで会社で仕事を続けることができたところを60歳で退職しました。そしてピアノを習い始めるんです。

 

Funa:ピアノですか。鍵盤演奏はシンセサイザーやDTMにも役立ちますね。

 

 

中村:そこの音楽教室にはDTMのコースがありませんでした。しかし、その教室に貼ってあったポスターでFuna先生が主催するDTMのイベント「CUBASEファンミーティング(※注2)」のことを知ったんです。

※注2…Funa先生が2012年よりおこなっているDTMのイベント。アマチュアからプロクリエイターまで様々なDTM作品の実際のデータが公開され、作曲のメイキングが楽しめる。

 

Funa:おお!CUBASEファンミーティングにご興味を持っていただいたんですね。ありがとうございます!そのイベントには来られたのですか?

 

中村:はい、2017年の回を観に行きました。そこでFuna先生のDTMスクールの存在も知ったんです。その後、パソコンやCUBASE(※注3)など一式購入して、レッスンを受けることになります。

※注3…CUBASE(キューベース)・・・国内シェアNo.1を誇る音楽制作ソフト。作曲のために必要なあらゆる工程をパソコン上で実現できる。

 

Funa:ついに僕と繋がりました!DTMレッスンを受けてみていかがですか?

 

中村:楽しいですね。自分で作ってみて、失敗して、もっとこうしたらいいかな?と試行錯誤する。料理と似ている気がします。下ごしらえやダシ、隠し味で差が出るように、細かい部分にこだわった音を組み合わせていくことでクオリティが上がっていくことがわかってきました。

 

Funa:料理の例えはわかりやすいですね。僕もよく料理に例えるんです。高級レストランの料理が素晴らしいことはもちろんですが、自分や大切な人が作った手作り料理はきっとかけがえないものになる。音楽を手作りする人がもっと増えてほしいというのが僕がDTMを普及したいと考えるモチベーションだったりします。中村さんのDTMの目標はいかがですか?

 

中村:DTMを始めてからこれまでは、先ほど話にも出たCuscoの「Happy Islands」など、自分の好きな曲のコピーをすることでDTMを楽しんできましたが、これからはオリジナル曲も作ってみたいと考えています。

 

Funa:いいですね。ぜひ手作りしましょう!どんな曲を作ってみたいですか?

 

中村:知り合いで歌の上手な女性がいるので、その方に歌ってもらう想定で女性ボーカルのポップスを作りたいです。北海道在住の方ですが、DTMならデータのやりとりで遠方の方とも音楽が作れますよね?

 

Funa:はい、大丈夫です!その夢実現させましょう!これからも中村さんのDTM活動応援します。

 

中村:ありがとうございます。楽しみです。

 

中村栄’s音楽室

■使用DTM機材

OS : Windows
DAWソフト : steinberg / CUBASE PRO10
オーディオインターフェイス : steinberg / UR22 mk II
MIDI&ポータブルキーボード : YAMAHA / PSS-A50
MIDIキーボード : EDIROL / PCR-300
シンセサイザー : YAMAHA / CS2X
モニタースピーカー : Roland / MA-8
ヘッドホン : SONY / MDR-1AM2
マイク : SHURE / PGA58

クラシックギター
手工品 ビルダー / 河野賢(1975年頃製作)

 

 

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執筆者プロフィール

Funa先生(舟崎康介)

金沢市在住。作詞、作曲、編曲からレコーディングまで、音楽制作全般をマルチにこなす音楽クリエイター。TV、CM、WEB、配信、CDなど、様々なコンテンツの音楽を数多く手がける。また、パソコンで音楽を作る「DTM」の専門家として、国内最大手の楽器メーカー「ヤマハ・スタインバーグ」公式YouTube内の作曲講座に出演したり、自身のスタジオや専門学校、オンラインによる指導、育成にも力を入れている。オンラインレッスンでは北海道、沖縄にも受講生がおり、全国展開している。

公式HP:音楽スタジオMAM music and more-
Facebook:舟崎康介
Twitter:Funa🎹毎日DTM(@funa_man)
Instagram:funa_music_and_more
YouTube:音楽クリエイターFunaのDTMチャンネル

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