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Funa先生の音楽室⑬|石川県出身シンガーのプロへの道筋

Funa先生(以下Funa):前回のコラムでは、僕が手掛けた片山津温泉納涼花火まつりテーマ音楽「夜空舞う」の制作裏トークを書かせていただきましたが、今回のゲストはその曲の歌を担当したシンガー、ボイストレーナーの釣田知里さんです!

 

釣田知里さん(以下釣田):石川県出身なのですが、現在は名古屋に自身のスタジオ「cobito studio」を構えシンガー、ボイストレーナーとして活動しています。よろしくお願いします。

 

 

Funa:実は、僕は釣田さんが高校生の頃を知ってるんですよね。当時、僕が運営していた十代向けの音楽コンテストに釣田さんがバンドで出場していたという。懐かしい!

 

釣田:そうなんです。高校生バンドでボーカルをやってました。その節はお世話になりました。その頃に音楽業界の大人の方と思って見ていたFunaさんと、何年もの時を経て今こうやってお仕事でご一緒できるようになり嬉しいです!

 

Funa:こちらこそ!当時アマチュアだった高校生がいつの間にかプロになってて、音楽の仕事を通して再び出会えるというのはとても喜ばしいことです。

 

釣田:数年前に私の方からDMを送ったんですよね。高校卒業してからは全然接点がなかったんですが、勇気を出して「ご無沙汰しております…覚えてますか?」ってカンジで。

 

Funa:そうそう。「現在プロでやってるんで仕事ください!」って(笑)。

 

釣田:もうちょっと謙虚だったと思います(笑)。「ご一緒できたらいいです。」くらいだったかと。

 

Funa:それは失礼しました(笑)。で、プロフィールとか、歌ってる音源とかをもらったらすごくちゃんとしていて、ボイストレーナーとしてはSKE48のメンバーをはじめとしたメジャーアーティストにも指導しているってことだったので、おおー!ガチでプロになってるじゃん!これは本当にお仕事をお願いできるぞと思ったのを覚えています。

 

釣田:ありがとうございます。

 

Funa:あと個人的に「即戦力!」って思ったのはなんと言ってもDTMができること!もっと言うと僕と同じ音楽制作ソフトCubaseを使っているということ。どれだけ歌がうまくてもDTMができない、パソコン関係苦手ですっていう人だと、ビジネスパートナーとしてはなかなか難しいんですよね。

 

釣田:やっててよかったー!

 

Funa:DTMができる、しかも同じソフトを使っているという共通言語があれば、金沢-名古屋間であってもデータのやりとりで、なんの問題もないスピード感、クオリティで仕事できますよね。

 

釣田:たしかに距離は感じません。実際に数年前からお仕事をご一緒にさせてもらっていますが、実はリアルで会ったのは、私が高校生の時ぶりなんですよね(笑)!

 

Funa:そうだよね(笑)。仕事の打ち合わせはもちろん、お互いのSNSで近況を知っていたりするから、全然久しぶりな気がしないけど実は会ってなかったんだね。

 

釣田:あ!そういえばお久しぶりです!っていう(笑)。

 

Funa:面白いね。こういう感覚って、現代ならではかもしれないです。じゃあ、この流れで僕の知らない高校卒業後の釣田さんについて教えてください。

 

釣田:高校卒業後は名古屋芸術大学の音楽部 音楽文化創造学科に入学しました。

 

Funa:おお!音楽の学校に行ったんですね。

 

釣田:はい、DTMが学びたかったんです。音楽学部があることはもちろん、DTMが学べる大学ということで選びました。歌うだけでなく、作曲技術も身に付けたくて。そのためにはDTMだ!と。

 

Funa:そうだったんだ!大学でしっかりDTMを学んで、今があるということですね!

 

釣田:…と言いたいところなんですが、DTMにはなかなかハマれなかったんです…。

 

Funa:ええー!違うの(笑)??

 

釣田:自分にとっては歌うことが1番で、やっぱり歌をメインにしたいと思いまして…入学当初は作曲や音響機材の取り扱いなどが学べる学科にいたのですが、あらたに試験を受けて歌をしっかり学べる学科に転科しました(笑)。

 

Funa:同じ学校の中で学科を変えたんだ。

 

釣田:そうなんです。学業と同時進行でバンド活動や作曲活動もやっていたので、そのためにDTMは続けていたのですが、その時点では学校で習ったというレベルでは到底ありません。DTMは歌のプロになってから、あらためて勉強し直しました。

 

Funa:なるほど。あの時ちゃんとやっておけばよかったー!って思ったんじゃないですか!?

 

釣田:まさにそのパターンです(笑)。

 

Funa:どんな音楽ジャンル、スタイルでも仕事でやっていくならDTMができるといいですよね。

 

釣田:そう思います。DTMができるおかげで仮歌(※注)の仕事も受けられるようになったので。

※注:仮歌…プロの作曲家がアーティストやアイドル等に曲を提供する際、レコード会社など関係者へのプレゼン用や歌う本人の練習用として、プロシンガーによるお手本の歌を入れる場合があり、この歌のことを仮歌と呼ぶ。

 

Funa:仮歌は本番レコーディングと比べ、予算がかけられなかったり、締め切りがタイトだったりするので、カラオケデータさえ送れば後はセルフでレコーディングしてくれるシンガーの存在は、すごく貴重なんですよね。シンガーの中でもこれができる人がなかなかいない。

 

釣田:たくさんのプロ作家さんとやりとりしていくうちに、データのやりとりなど遠方との仕事におけるノウハウは蓄積されましたね。

 

Funa:仮歌といえば、僕が音楽制作に携わっている、ほくりくアイドル部の仮歌もお願いしたことありますよね。

 

釣田:そうなんです。ほくりくアイドル部の仮歌、片山津温泉納涼花火まつりのテーマ音楽「夜空舞う」のボーカル担当、石川の企業のCMソングなど、Funaさんのおかげで地元石川に関わる仕事が増えて嬉しいです。

 

Funa:こちらこそ、いつもありがとうございます!僕の仕事では、裏方のプロフェッショナルとして歌ってもらうことが多いのですが、自身の名義でも音源リリースされているんですよね!

 

釣田:はい、最近のところで言うと釣田知里名義で「off time / ave」という2曲入りEPを各種配信サイトよりリリースしました。ぜひ聞いてください。

「off time」 ”FREE AND EASY CAMP RESORT”オフィシャルソング

 

 

Funa:いいですね!そんな釣田さんですが、自身の音楽活動だけでなく、講師としてプロアマ問わずレッスンをしているという点が僕と共通なんですよね。僕は音楽制作をしつつ、自身のスタジオやオンライン、学校などでDTMを教えています。

 

釣田:そうですよね!私も全く同じで自身のスタジオやオンライン、学校で歌を教えています。自分で歌うだけでなく、自分の技術、知識、経験がほかの誰かの成長にダイレクトでお役に立てることにやりがいを感じています。

 

Funa:オンラインで対応できるということなので、ぜひ石川の方にも興味持っていただけたらと思います。本日はありがとうございました!

 

釣田:ありがとうございました!

釣田知里  ’s 音楽室

 

■使用DTM機材

OS : Win

DAWソフト : steinberg / Cubase Pro 11

オーディオインターフェース : RME / Fireface UCX II

シンセサイザー:Roland / FA-07

マイク : Townsend Labs / Sphere L22、AKG / C3000B 

スピーカー : GENELEC / 8030C 

ヘッドホン : SONY / MDR-Z1000

■アーティスト情報

釣田知里オフィシャルサイト

 

 

◯集まれ次世代のDTMer!【Funa先生の音楽室】

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執筆者プロフィール

Funa先生(舟崎康介)

金沢市在住。作詞、作曲、編曲からレコーディングまで、音楽制作全般をマルチにこなす音楽クリエイター。TV、CM、WEB、配信、CDなど、様々なコンテンツの音楽を数多く手がける。また、パソコンで音楽を作る「DTM」の専門家として、国内最大手の楽器メーカー「ヤマハ・スタインバーグ」公式YouTube内の作曲講座に出演したり、自身のスタジオや専門学校、オンラインによる指導、育成にも力を入れている。オンラインレッスンでは北海道、沖縄にも受講生がおり、全国展開している。

公式HP:音楽スタジオMAM music and more-
Facebook:舟崎康介
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YouTube:音楽クリエイターFunaのDTMチャンネル

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