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混ぜればマゼるほど美味しくなる『aniki no curry』のスリランカプレート。

数年前から関西を中心にブームとなっているスリランカカレー

 

ココナッツミルクをベースにしたルウは、インドカレーよりも油分が少なく、さらっとした舌ざわりが特徴。

 

モルディブフィッシュ(ほぼカツオ節)が隠し味に使われ、ナンではなくライスと食べることから、日本人好みの味ともいわれていたりします。

 

というわけで今回は、筆者も大好物のスリランカカレーが食べられる『aniki no curry』にやってきました!

 

駐車場のある裏手の入り口から。

スリランカで学んだ家庭の味。

場所はこまつ町家など古くからの家屋が建ち並ぶ小松市西町。数年前に惜しまれつつ閉店した老舗の食堂「みなとや」を改装した店舗には、インド料理のそれとはまた違ったフレッシュなスパイスの香りが漂っています。

 

築88年のこまつ町家が、カフェスタイルのおしゃれな空間に大変身。

 

アニキは店主の愛称。小松西町食堂には「地元の人が気軽に通えるように」という想いが込められている。

 

「とあるお店で食べたスリランカカレーの美味しさにハマって、いつのまにか自分でも作るようになっていたんです」と語るのは、店主の飯塚隆人さん。

 

東京や大阪のスリランカ料理専門店を食べ歩いたり、カレー研究家の水野仁輔さんが主宰するカレーの学校に通ったり、そのカレー熱は一向に衰えを見せず、ついには町のイベントで自身のスリランカカレーを振る舞うようになります。

 

こちらは奥様の明子さん。スパイスの配合から副菜の仕込みまで、夫婦二人三脚で行われている(営業時はマスクを着用しています)。

 

「おかげさまで評判は良かったんですけど、でもまだなにか足りない気がして。なので妻と一緒にスリランカのお家にホームステイをして、現地の家庭の味を教えてもらったんです」

 

それまで独学で得た知識と経験を、現地で磨き上げて完成したのが現在のレシピ。一体どんな味なのか楽しみです!

本日のスリランカプレート

本日のスリランカプレート2種盛り1,400円(1種は1,200円)。

 

筆者が注文したのは、複数のカレーとバスマティライス、副菜がワンプレートになったスリランカプレート。彩りが豊かで、野菜もたっぷり。もう、食べる前から健康になった気がします。食べるアーユルヴェーダってやつですね。

 

それではカレーのご説明から。まずは左が海老カレー、ひとつ飛ばしてチキンカレー。その右がパリップ(豆カレー)となっています。

 

味のベースは冒頭でも触れたココナッツミルクと、トゥナパハと呼ばれるスリランカ料理には欠かせないミックススパイス。現地ではこのトゥナパハによって家庭の味が決まるそうです。

 

モルディブフィッシュが醸し出す旨味もポイント。パリップはインドのダールカレーよりもマイルドな印象。

混ぜるほど美味しい不思議なカレー。

そのカレーと数種類の副菜をまぜまぜして食べるのがスリランカスタイル。

 

酸味や甘味、辛味、苦味など、それぞれの個性をもつ副菜とカレーを混ぜることで、複数の味が重なり合った奥深〜い味わいが楽しめるのです。

 

チキンの塊をほおばって、パリップで口の中をまったりさせて、さっぱりしたいときはライムの効いた春菊のサンボル(和えもの)を多めに混ぜて、なんて感じで味変をしながら食べ進めていると、いつのまにかお皿が空になっていました。

 

スリランカカレーとしては辛さは抑えめでも、スパイスが強めに効いているのでパンチ力も十分。ちなみに飯塚さん曰く「最初にお皿のどこかに混ぜる専用のスペースを作ると食べやすい」だそうです。

 

副菜は左から高菜のテルダーラ、きのこのテルダーラ、ナスのモージュ、奥に見える緑色が春菊のサンボル。筆者的には、タマリンドの甘酸っぱさとスパイスの香りが絶妙にマッチしたナスのモージュが優勝。

 

お店では独自に配合したホールスパイスを焙煎してオリジナルのトゥナパハも作っている。

 

辛いもの好きにはリクエスト次第で、カッタサンボル(かつおと唐辛子のペースト)を追加してくれる。

 

スパイシーだけど、あっさりと食べられる『aniki no curry』のスリランカプレート

 

食後にまで押し寄せる、スパイスの余韻が今でも忘れられません!

 

豚ハラミ肉のポークビンダルー(950円)など、スリランカ地方以外のカレーも美味しい。

 

 

小松西町食堂 aniki no curry
アニキノカレー
石川県小松市西町69-1
TEL.090-2836-8425
営業時間/11:00~14:00
定休日/水曜、木曜日(火曜休みの場合あり)
席数/カウンター9席、テーブル4席
駐車場/4台
※こちらの情報は取材時点のものです。

 

(取材・文/ヨシヲカダイスケ、撮影/林 賢一郎)

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