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海にする?山にする?日帰りで楽しめる石川県のドライブコース4選

コロナ禍のおでかけは、日帰りドライブがおすすめ。

 

クルマの中から景色を眺めたり、人気の少ない場所で自然を満喫したり。人混みや密を避けながらリフレッシュすることも、コロナ時代を生きていく上では必要だと感じています。

 

海と山に囲まれた自然豊かな石川県は、ドライブしがいのある「絶景」の宝庫。せっかくの夏休みを利用して、地元の魅力を再発見してみましょう!

 

奥能登絶景海道(白山千枚田〜見附島)

見附島(写真提供:石川県観光連盟)

 

世界農業遺産にも認定された「能登の里山里海」が堪能できるドライブコース。「白米千枚田」から奥能登のシンボル「見附島」まで、能登半島の先端部をぐるっと周遊します。

 

「禄剛埼灯台」や「垂水の滝」などの景勝地はもちろん、日本海の荒波が押し寄せる外浦と波穏やかな内浦の相対する海の表情も見どころ。昔ながらの塩づくりが体験できる「奥能登塩田村」をはじめ、能登ならではの伝統文化に触れられるのも魅力です。

 

 

〈コース例〉カッコは走行時間
白米千枚田 →(15分)→ 道の駅 すず塩田村 →(30分)→ 禄剛埼灯台 →(40分)→ 見附島

 

所在地:輪島市〜珠洲市
走行距離:62.3km
走行時間:約1時間30分

 

 

 

おすすめ絶景スポット!

 

禄剛埼灯台

 

能登半島の最先端にある灯台。海から昇る朝日と海に沈む夕陽が、同じ場所で見られることでも知られています。崖の下には千畳敷と呼ばれる海食棚があって、柵付近からの眺めも絶景でした!

 

白米千枚田(写真提供:石川県観光連盟)

 

小さな田んぼが重なって海岸まで続く景色は、まさに日本の原風景!季節や時間帯によって表情を変えるので、何度ドライブしても新たな気持ちで感動できます。冬はイルミネーションも実施しています。

 

ひと息つくなら、このお店!

 

いかなてて

 

禄剛埼灯台の近くにある、レコードショップを併設したお洒落なカフェ。奥能登らしいゆったりとした雰囲気でチルするにはもってこい。店主の糸矢さんが作るスパイスカレーも絶品です!

 

【関連記事】『LIBRARY RECORDS』の糸矢章人さんがセレクトする音楽

能登シーサイド(千里浜なぎさドライブウェイ〜サンセットヒルイン増穂)

千里浜なぎさドライブウェイ(写真提供:石川県観光連盟)

 

県内屈指のドライブスポット「千里浜なぎさドライブウェイ」を起点に、能登半島の左側の海沿いを走るドライブコースです。

 

千里浜なぎさドライブウェイといえば私たちにとっては身近な存在ですが、じつは波打ち際をドライブできる場所というのは世界的にも珍しいのだとか。クルマの窓を全開にして、潮風を浴びながら全長8キロの砂浜をゆったりドライブ。想像するだけで気分が爽快になりますね!多くの”気”が集まるといわれる「気多大社」も、ぜひ立ち寄って欲しいポイントです。

 

※ 8/4より「まん延防止等重点措置」の適用に伴い「千里浜なぎさドライブウェイ」の一部区間において、自動車での通り抜けが不可となりました。千里浜インターチェンジ口から千里浜北口(能登千里浜レストハウス)の区間は通行ができるそうです。

 

 

〈コース例〉
千里浜なぎさドライブウェイ →(20分)→ 気多大社 → (30分)→ 能登金剛 → (10分)→ サンセットヒルイン増穂

 

所在地:羽咋市〜志賀町
走行距離:39.7km
走行時間:約1時間

 

 

 

おすすめ絶景スポット!

 

サンセットヒルイン増穂

 

ギネスブックにも掲載された、世界一長いベンチがあることでも知られる「増穂浦海岸」。このベンチが置かれている付近は、美しい夕日の名所としてカップルたちに大人気なんです。こんな場所でプロポーズされたら断れないかも?

 

ヤセの断崖(写真提供:石川県観光連盟)

 

能登半島国定公園を代表する景観のひとつ「能登金剛」の中でも人気のスポット。険しい断崖と荒波が作り出した奇岩が続く、スリル満点な眺望となっています。どこからともなく船越英一郎と片平なぎさが現れて推理をはじめる…なんてことはありません。

 

ひと息つくなら、このお店!

 

道の駅 のと千里浜

 

千里浜なぎさドライブウェイ近くにある道の駅。玄米を使った自家製パン、マルガージェラート、地元の銘菓など、テイクアウトできる食べ物がたくさんあるので、なるべく車内で過ごしたいという人にもぴったりです!

 

白山白川郷ホワイトロード(しりたか滝〜白山展望台)

白山白川郷ホワイトロード(写真提供:白山林道石川管理事務所)

 

白山市と岐阜県白川村を結ぶ全長33.3km、標高差1,000mのドライブコース。四季折々に表情を変える山々や滝が流れる様子を、車の中や道路脇から眺めることができます。

 

見所はたくさんありますが、やはり一番は「白山展望台」から一望する白山連峰でしょう。白山の主峰である御前峰や大汝峰がよく見える場所で、眼下にはブナ原生林の樹海も広がっています。紅葉シーズンがもっともにぎわうコースですが、この時期の新緑ドライブも気持ち良いですよ!

 

 

〈コース例〉
しりたか滝 →(10分)→ 姥ヶ滝 → (5分)→ ふくべの大滝 → (25分)→ 白山展望台

 

所在地:白山市
走行距離:12.7km
走行時間:約40分

 

 

 

おすすめ絶景スポット!

 

姥ヶ滝(写真提供:白山林道石川管理事務所)

 

「日本の滝100選」に選ばれる名滝。滝が岩肌に沿って落ちる流れが、老婆の白髪に見えたのが名前の由来だそう。たしかに言われてみれば老婆に見える気もします。滝の向かいにある天然温泉「親谷の湯」は、残念ながらコロナ対策で入浴不可とのこと。

 

白山展望台(写真提供:白山林道石川管理事務所)

 

標高1,350mに位置する展望台。白山連峰がパノラマで広がって、とにかく景色がきれいです!ちなみに金沢市内からホワイトロードまで車で約1時間。出口が19時で閉るのを考えると、日帰りドライブでは白山展望台で折り返すのが無難かと思います。その場合は片道料金(1,400円)で通行可能です。

 

ひと息つくなら、このお店!

 

喫茶大工集団 欅

 

山のふもとからホワイトロードに向かう道中にある喫茶店。建築士でもある店主の舟田さんが設計したログハウスの中で、美味しいコーヒーを飲むことができます。奥様手作りのアップルパイも絶品!

 

加賀温泉郷(木場潟〜我谷ダム)

こおろぎ橋(鶴仙渓)

 

小松市と加賀市にまたがる、粟津、片山津、山代、山中の4つの温泉地を巡るドライブコースです。

 

ポイントは水辺(木場潟、柴山潟、我谷ダム)、緑豊かな渓谷(鶴仙渓)、4つの温泉街といった、移りゆく景色が楽しめること。このコースは市街地を通るので爽快ドライブとはいきませんが、そのぶん他のコースにない「贅沢なロケーション」が堪能できるというわけです。

 

 

〈コース例〉

木場潟→(15分)→ 柴山潟 →(15分)→ 山代温泉総湯 →(10分)→ 鶴仙渓 →(10分)→ 我谷ダム湖

 

所在地:小松市〜加賀市
走行距離:28.9km
走行時間:約50分

 

 

 

おすすめ絶景スポット!

 

我谷ダム湖

 

桜の名所としても知られるダム。赤いつり橋を渡ると、富士写ヶ岳の「我谷コース」登山道にも通じるそうです。

 

山代温泉 古総湯

 

明治時代の総湯を復元した温泉施設。この古総湯を中心に、あたりには旅館や商店が立ち並ぶ「湯の曲輪」という街並みが残されていて、風情あふれる景色を楽しむことができます。

 

ひと息つくなら、このお店!

 

東山ボヌール

 

山中温泉の鶴仙渓入口にたたずむ森のカフェ。川のせせらぎや鳥のさえずりが聞こえる静かな空間で、こだわりのコーヒーやケーキを食べることができます。現在はコロナ対策で完全予約制となっているのでご注意を!

 

 

以上、日帰りで楽しめる石川県のドライブコースでした。コロナ禍の休日をどう過ごすか悩んでいる方はぜひ参考に。とびっきりの絶景を味わって、明日への英気をしっかりと養いましょう!

 

 

(取材・文/ヨシヲカダイスケ、撮影/林 賢一郎)

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