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【NATURAL LIFE】とらわれる心 #26

自然と人の共生を考える【NATURAL LIFE】
地中で植物の根が絡まり合い共存するするように、自然と人も絡まりあい共存していくためには。里山の保全活動を行うナチュラリストの目線で見た、自然にまつわるコラムです。

 

一年前のGWはコロナ自粛で家で過ごした。まさかの今年もGWは家で過ごすことになるなんて想像していなかった5月のはじまり。

仕事場所

今私はこの記事を川のほとりで書いている。

いつもは机の上で書いているけど大自然の中でパソコンを開いてこうして文章を書こうとしている。

BGMは川のせせらぎ、たまに虫が顔に飛んでくる。あと、私は今、猿に囲まれている。

 


川がなんとも綺麗、ちょっと寒いけど。

 


虫がたくさん顔に飛んでくる。

 


猿が周りに 15 匹程いる。

 

仕事で山奥にきていて一日山で仕事をしているのでパソコンを持ち歩いている。

どこでも仕事ができるありがたい時代だ。

コロナがもたらしたもの

コロナで会社に出勤せずに会社以外の場所で働くリモートワークという言葉が出現した。

会社にいかなくても仕事が出来るということがバレてしまった。私も東京出張がなくなったし、都会の会社の人との打ち合わせは基本的にオンラインミーティングで済んでいる(なんとなくさみしいけど)。

 

便利な世の中。

 

常識ってなんだろう。普通ってなんだろう。正義ってなんだろう。って最近頭をよぎる。

何が正しいのか何が正しくないのか?

そんなことはたして自分が判断できるのだろうか?なんて考えていると、一言しゃべれなくなるのだが…。

会社には行かなくてはならないと思っていたし、人とも会って話しをしなければならないと思っていたし(表情を見て話すことが今でも一番大事だとは思っています)。

コロナでそんな常識が色々と変化して、いろんなことがすごいスピードで変化しているように思う。

 

雲も常に変化している。

情報社会

色々な情報を見ていると、何が本当で何が本当じゃないのかがわからくなってくる。

情報の信憑性がなくなってきているようにも感じる。出所が不明な情報が世の中に散乱しているけどその情報を信じている人が多いから怖い。

出所不明な情報を信じてしまうというのはどういう心理なのか、まったく理解に困るときがある。

自分の責任で話せることなんて実はそんなにないのだけど。自分の経験でしか責任はもてない。と、私は思っている。

実は恐ろしいことだと思う。

 


なんでも検索できる便利モノでもある。

 

生きた情報は大事だけど実際の所は行動あるのみである。それでしかない。

リアルを楽しむ

森へ行くと生きている実感がする。

たくさんの植物と生物。よくよく観察していると天才的な仕組みを作っているから観察を辞められない。

 

新緑がまぶしい。

 

本当にすごい生存戦略だと思う。

植物や生物にいつも自分の立ち位置を教えられる。生き方を問いたくなる。

 


真ん中に落ち葉などが落ちるようにしている。まさに天才。

 

今年は暖かくなるのが早くて植物達の成長が早くてびっくりだけど、なんとか山菜にありつけた。

春は山菜を食べないと始まらない。

 

友人のみっちーと。

 

 

 


太古を感じるのは私だけでしょうか。

 

毎年毎年ありがたいと思う。

いつだって自由だ

色々大変な世の中ではあると思うのですが、実は大変さというのは自分の心が決めていて、大変だと思えば大変だし、誰かのせいにするのも自分の心だし、嫌いだと思うのも自分の心の訳であって、いつだって自分の心次第であると思う。

何かにとらわることで自らの視野を狭くしてしまっているし、益々モノゴトが見えなくなる気がする。

要するに、不平不満は自らの心がつくりだすものである。ということを私は言いたい。

もう少し、空高く鳥の目線でモノゴトを見られたら、違った視野で世の中が見えてくるかもしれない。

 


空から見る世界。

 

とはいえ、たまにとらわれて心奪われる感じを俯瞰してみるのも嫌いではない。

 

それではまた 6 月に。

 

 

 

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執筆者プロフィール

加藤麻美(Rootive 代表)
森と生きるために木を利用し、地球に暮らす人に安心と癒しを提供する『Rootive(ルーティヴ)』代表。里山の保全活動や里山の資源を使ったイベント運営など、多彩な活動を展開。自然が大好きで、特に山をこよなく愛している。

HP:Rootive
ツイッター:@assaaa1980
インスタグラム:@asami_roorive
フェイスブック:@加藤麻美

 

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