【NATURAL LIFE】無意識と意識 #32
地中で植物の根が絡まり合い共存するするように、自然と人も絡まりあい共存していくためには。里山の保全活動を行うナチュラリストの目線で見た、自然にまつわるコラムです。
ギプスが取れて利き手のありがたさを噛みしめることからはじまった 11 月。
考えを追う
仕事柄移動時間が多く、考え事は車ですることが多い。 移動している時は不思議とアイデアがポンポンと思い浮かんでくる。あと寝起きもポンポン思い浮かぶな。
停まる度に空を見上げている。
好きな夕日
あの狭い空間がそうさせているのだろうか?
無意識で運転をしているからだろうか?
理由はわからないけど、考えを追うことができるから、車の運転は好きである。
2016 年に購入してもうすぐ 15 万キロ
日常生活だと考えごとを追うことはできない。いろいろと遮断される要素が日常には多すぎるから。
ひとりの時間
ひとりで過ごすことが好きだ。
ひとり白馬へ
たくさんの人に会うことが仕事でもあるため、日中は誰かと会うことが多い。家に帰れば家族もいる。 なかなかひとりにはなれない。
多分誰しもがひとりの時間を必要としている。
そんな中ひとりの時間を多分一番取れない子供を育てているお母さん達を尊敬している。本当にすごいことだと思う。私はひとりでランチを食べに行くし、ひとりで飲みにも行く。ひとりで旅もする。
行きつけの喫茶店
考えごとをしたいからひとりが好きなのか、しゃべりたくないだけなのか、なんでかはわからない。 ただ、わかっていることがひとつある。ひとりの時間が好きということは、ひとりではないということである。よって、周りの人達にありがとうって思う。
無意識の中
考え事は多分、考えを自ら追うということではなくて、無意識の中で追っている感覚。
物事が動きだすときはいつだって無意識がそうさせている。
勝手に口が動くし自分の意思ではない。私は常々そう思っている。何かに動かされているようなそんな感覚。
なんかこんな感覚
何かを判断する時もそう。無意識で答えている。少しでも自分の考えが入った時はうまくいかないしザワッとする感覚がある。昔は色々と考えて判断していたけど、今は考えて判断することがない。最近では、考えてもな〜、もう決まってる感あるしな〜、という流れ。
月明り。無意識で撮った写真
よって、自分の無意識に任せている。だいたいモノゴトはそのようにして決まっていく。
だから楽しいなと思う。
ではまた12月に。すぐ。
◯自然と人の共生を考える【NATURAL LIFE】
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執筆者プロフィール
加藤麻美(Rootive 代表)
森と生きるために木を利用し、地球に暮らす人に安心と癒しを提供する『Rootive(ルーティヴ)』代表。里山の保全活動や里山の資源を使ったイベント運営など、多彩な活動を展開。自然が大好きで、特に山をこよなく愛している。
HP:Rootive
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