【NATURAL LIFE】あたらしい年 #10
新年
2020年となりました。私は 2000年の時に20歳だったから今年で40歳となる。
あれから20年が経ったなんて思い返せば長かったのか短かったのかはわからないけど、とりあえず一生懸命に生きてきた気がする。そんな年末は相変わらず忘年会続きで内蔵を酷使し、ゆっくり過ごすのは大晦日だけ。
大晦日は家の用事をしたりボケ〜っとテレビを見たり、正月用の料理をつくったりと好きな一日を過ごす。年があけるときは「ゆく年、くる年」が必須である。これを見ないと年が明けない。
思い返すと20年前は「ミレミアム〜」などと叫んでお酒を飲んで騒いでいたのが懐かしい。
ゆく年くる年。これを見るのが毎年の日課
ゼンマイと油揚げの煮物をつくる。
桧の六角形と松の正月飾りを作った。
年があけて元旦は夫と友人と初詣に。一年の計画をたてる日、それが元旦。しかし私はこの計画は誰にも言わない。よく、夢は言った方がいいと聞いたりするけど私は言う計画と言わない計画がある。なんとなく不言実行タイプのよう。
言える計画はダイエットである。12 月から糖質制限を始めた。私には合っている模様。そうして元旦が過ぎ私の実家である能登へ夫と帰省。
毎年見る親戚の顔を見てホッとしている。みんな年を重ねていくから。今年もみんな元気だと嬉しくなる。しかし、私の父は酒豪であり夫がいるとお酒も長くなる。2人っきりにして私はそそくさと 2F へ行く。絡まれるから。 案の定翌日2人は二日酔いだった。そんな新年がずっと続いている。 実家へ帰ることができるありがたさが年々強くなる。きっとそれは永遠ではないからであろう。
夫と友人たちと初詣。
実家へ帰省すると必ず海のチェックに行く夫。
実家の南天。赤いのと白いのがあってなんだかめでたい。
暖冬??
前回の記事で加藤家の冬支度といって今年最後の水汲みと書いたが、今年は雪が降っていない。山奥にはチラリと雪が見えるけど、なんとなく行ってみると水汲み場にはまったく雪がなかった。おかげでまた水汲みができた。嬉しいような、雪が降らないことに少し複雑な感情はあるけれど。そんな暖冬のおかげなのか家の近くにはふきのとうが芽を出している。森の植物や動物たちは何を感じているだろうか。
水汲み場からの風景、雪がない。
さっそく大好きなふきのとうで白和えをつくる。
この苦みがたまらなく好き。
家の前にふきのとう。
家の周りに食べられるものがある幸せ。これが里山暮らしの醍醐味なのかもしれない。こうしてまた一年が始まっていく。同じようで同じではない暮らし。
家の近くの大好きな道。その名も苔の道(←勝手につけた)。じゅうたんみたい。
それでは皆様
本年も、NATURAL LIFEをどうぞよろしくお願い致します。
◯自然と人の共生を考える【NATURAL LIFE】
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執筆者プロフィール
加藤麻美(Rootive 代表)
森と生きるために木を利用し、地球に暮らす人に安心と癒しを提供する『Rootive(ルーティヴ)』代表。里山の保全活動や里山の資源を使ったイベント運営など、多彩な活動を展開。自然が大好きで、特に山をこよなく愛している。
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