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つながれ友達の輪!私のマスターピース④|映像制作・辻村健二の場合

映画、音楽、本、漫画、はたまたお気に入りのグッズなど。それぞれの心をえぐった「自分的最高傑作」をピックアップして紹介していくリレー企画。今回は、愛知県で主に映像制作を行う株式会社ガイネン代表の辻村健二さんにバトンタッチ。

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俳優の星能豊さんからバトンタッチされたので、まずは自己紹介をさせていただきます。

愛知県で株式会社ガイネンという会社をやっている辻村健二と申します。主に映像制作をメインに行っていますが、デザイン制作、アート作品のプロデュース等も行なっています。

 

僕自身は「片目の王様」(主演:青木崇高)という短編映画でゆうばり国際映画祭ノミネート、沖縄国際映画祭準グランプリ、ケルンシネアジアフィルムフェスティバル正式招待などの受賞歴などがありますが、自分で言うのはなんだか自慢みたいで馬鹿みたいですね(笑)。まあ、映画やマンガ、ファッション、アート、音楽等カルチャー全般が好きなどこにでもいるサブカル野郎です。

 

石川県がもっと楽しくなるようなことを書けるかどうかは分かりませんが、お隣の富山県には親戚がいるので、親戚に恥をかかせないようなご紹介ができればと思い、バトンを受け取りました。

 

まず、星能さんが突然前回の記事で発表したトークユニット「清順派」についてです。

 

ぶっちゃけ「清順派」という名前以外は何も決まっていません。「ふたりでトークイベントやりたいですね」ということだけです(笑)

 

とはいえ、説得力を持たせるためには仰々しい「ロゴ」が必要だと考えました。

 

 

そこで、弊社がマネジメント契約しているCRAZYOBSERVER氏(以降.CO氏)にグラフィックを依頼し、僕がデザインをまとめ、「清順派」のロゴが完成しました。

 

いい加減、お前の話はいいから、マスターピースを紹介しろとお思いのあなた!
お待ちください。美味しい所は最後にもっていくカイザーソゼパターンですから。
(「カイザーソゼ 誰」で絶対検索しないでください)

 

で.CO氏についてです。
彼との出逢いは、確か農民たちが困っていたときに一緒に戦った七人いる傭兵のひとりとして出逢ったときだったでしょうか?(出典:七人の侍)

それともJYPプロデュースのNIZIプロジェクトのオーディションのときだったでしょうか?(課題曲はTWICEの「TT」)

 

その姿を見た者は石になってしまうという噂の現代アーティストCRAZYOBSERVER(.CO) Instagram:@crazyobserver

 

もう、そんな事忘れてしまいましたが、
彼の作品群”D’ailleurs,c’est toujours les autres qui meurent.”(されど死ぬのはいつも他人ばかりなり)を観たときの衝撃は忘れられませんでした。

 

D’AILLEURS, C’EST TOUJOURS LES AUTRES QUI MEURENT_01(2020)

 

D’AILLEURS, C’EST TOUJOURS LES AUTRES QUI MEURENT_02(2020)

 

アートとは何か?と聞かれたら、

僕の答えはカンタンです。

 

「カッコいいかどうか」

 

バカっぽいですが、それを自分自身認められるかが重要だと思っています。

 

この2作はとにかく、カッコよかった。

心臓鷲掴み。

 

長澤まさみの酔った時の写真と同様の衝撃だったことは、ここで言うまでもないことかと思います。

 

心臓鷲掴み。

 

株式会社ガイネンはカラーバーをモチーフにしていることもあり、一方的に運命を感じ、マネジメントを買って出たという出逢いでした。

 

さぁ、そろそろマスターピース紹介のお時間ですよ!
カリート・ブリガンテが駅に着いたとお思い下さいね。

(「カリートの道 ネタバレ」で絶対検索しないでください)

 

”D’ailleurs,c’est toujours les autres qui meurent.”(されど死ぬのはいつも他人ばかりなり)

とは、マルセル・デュシャンのお墓に刻まれた言葉です。

 

マルセル・デュシャンとは誰か?

これを作った人です。

 

マルセル・デュシャン「泉」(1917年)

 

「泉」※諸説あり と題されたこのアート作品。
ただの便器じゃないか!とお怒りのあなた!

正しい判断です。

 

デュシャンはただの便器に「R.Mutt」と署名をし、自らが審査員をする美術展に匿名で出展をし、美術展側に拒否されるという、アート界に残るスキャンダラスな自作自演事件を引き起こしました。

 

「泉」の何が革新的だったか?
それは、今までの絵画や彫刻等のアートの外に「現代アート」と後に呼ばれる領域を新たに定義したことでした。

 

つまりデュシャンは普通の便器にサインをし、それがアートと認められないというパフォーマンスを含め、アートの全く新しい「概念」を打ち出したのでした。

 

僕自身も新しい「概念」を生み出すような〈何か〉を作りたいという思いで株式会社ガイネンという名前を付けました(但し「株式会社」は「機動戦士」的なニュアンスで)

 

そんなガイネンで新しく始めるトークユニット「清順派」。コロナ終息後には金沢でもイベント開催できたらと思案中です。そのときに「BONNOのコラム読んだよ」とおっしゃってくださればなんらかのサービスをさせていただこうとも考えておりますので、ぜひお越しいただければと思います(ドリンク無料とか、アベノマスクを差し上げるなど)

 

そろそろ、バトンを渡すお時間となってまいりました。
僕はこの手のバトンを回すのは苦手です。
バトンは落として失格するのがカッコいいと思っているからです。サブカル野郎の悪い癖ですね。

 

今回はバトンを渡さないと富山の親戚が恥をかくということなので、信頼できる先輩〈映画界に咲いた一輪の徒花〉こと、東海林毅監督につなぎたいと思います。

 

最後に、

このコロナでみなさまの心が荒んでしまわないように。
かのニュートンも、ペストによる休校で「万有引力の法則」を見つけたそうです。
彼はそれを、“創造的休暇”と呼びました。
みなさんにとって、このコロナ禍が創造的休暇でありますように。
そして、僕自身いち早く、持続化給付金が振り込まれますように。

 

 

今回の寄稿者

辻村健二(杉本健二)

株式会社ガイネン代表取締役。婿入りしているので杉本がオフィシャルです。高校のとき50m走が5.6秒だったのはここだけの話。

Instagram:@katatenipistol@kabusikigaisya_gainen
HP:株式会社ガイネン

 

○つながれ友達の輪!私のマスターピース

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