なんのために〈今月のエクササイズ:腹式呼吸式背筋〉|田嶋弘和のBC本気塾 #18
さまざまなスポーツ選手のコンディショニング指導、アドバイスを行うスポーツトレーナー、田嶋先生による熱のこもった〈スポーツ論〉を連載する【BC本気塾】。スポーツの技術的な理論はもちろん、その心構えや姿勢からは、スポーツに限らず日常生活にも学ぶことが多く隠されています。
残念なことですが、指導をしているとトレーニングがなんのためになるのか全く考えずに取り組む人がいます。
トレーニングを行うときは、実戦の動きにどう繋がるのか、また今後の人生にどう繋がっていくのか考えて行うのが大切です。
成功したい、活躍したいと言葉で言っているのと裏腹に、どこか楽をしたい、辛いことはしたくないという「心の弱さ」を持っている人がいます。「心の弱さ」は、表情、言葉、取り組みに見え隠れするものです。
自分の思った通りにならないと、指導者になんだかんだという人たちもいます。
本当にやる気があっての直訴なら良いのですが、何でも人のせいにして何も変わらないのは考えものです。
人のせいにしている人は、今一度自分が言った言葉、行動に責任を持ち「覚悟」を持って欲しいです。
直訴したのであれば、今まで以上に覚悟、自覚、責任を持って練習するべきだと思います。
人が悪いと責任転嫁をしていませんか。
覚悟があるからこそ、素晴らしい道を歩めるのだと私は切に思います。
最高の競技生活、これからの人生を、私たち指導者はサポートさせていただいてます。
指導の言葉に理解を深める必要があるのではないかと思います。
適当にやっている人は、誤魔化してもすぐ分かります。
今日のエクササイズ:腹式呼吸式背筋
腹式呼吸式の腹筋同様、上半身と下半身をつなげるために意識させている腹式呼吸式の背筋を紹介します。
姿勢の改善、ぽっこりお腹の改善にも効果的です。
1.ただ背筋をするのではなく、ブリッジエクササイズと同様に、なるべく背中を縮めないことを意識して実施することがポイントです。
2.膝を支点とし、ハムストリングスから臀部、丹田へと繋げる意識を持つことが大切です
◯心と身体を鍛える【BC本気塾】
執筆者プロフィール
田嶋弘和
日本古来の身体文化を伝承するなかで、日本人にしかできない身体の合理的な使い方の実践を通じて心と身体の調和、心身の健全な発達を促進し、競技力向上、障害予防を考慮し、スポーツ選手を支える『SCC北陸』代表。プロ野球選手をはじめ、子供から社会人にまで様々なスポーツ選手のコンディショニング指導、アドバイスを行なっている。金沢学院大学硬式野球部専属トレーナーも務める。
SCC北陸
ストレングス&コンディショニングクラブ
石川県加賀市山代温泉南町27-19
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