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ポイントが微妙にずれる〈今月のエクササイズ:三趾並行ハムストレッチ(左右交互)〉|田嶋弘和のBC本気塾 #48

数々のスポーツ選手を手掛けてきた田嶋トレーナーによる魂のこもった「スポーツ論」を連載。しなやかでたくましい日本の心を、熱く、静かに伝えます。身体が整うエクササイズもついてるよ!

 

選手の皆さんと接していると、何度伝えても、どれだけ指摘しても、アドバイスしても、まったく響かないし、ずっと同じことの繰り返しで、ポイントそのものが微妙にずれていると感じることがあります。

 

一生懸命やっているけど、ポイントそのものが大きくずれている選手。真面目に取り組んでいるけど、ポイントそのものが微妙にずれている選手。ヤンチャで悪戯心を持っているけど、ポイントだけはしっかり抑えている選手。大きく分けるとこの3パターンに分かれます。

 

大きくずれている選手は間違いを指摘してあげればすぐに気付くので、早い段階で改善できます。ヤンチャで悪戯心を持っているけどポイントだけはしっかり抑えている選手は、もともとポイントを抑えるのが上手く、頭の回転も速くて要領が良いので、指摘したことにすぐに気づいて改善できます。

 

しかし、真面目だけど微妙にずれている選手は、往々にして自分がずれているという自覚がないので何が間違っているのかを理解できず、また理解するまでに時間が掛かかるケースがあります。自覚がない、気付かない、微妙ということが周りを混乱させてしまう原因になり、自覚がない本人も周りがなぜ混乱しているのかを把握できないわけです。

 

これまで選手の皆さんと携わってきて、いろいろと事象が起こってきた際、その因果関係を振り返ると、自覚のなさ、気付かない、微妙という要素が必ず根底に存在しています。この自覚のなさ、気付かない、微妙さは、年齢や経験などと関係なく、手に負えなくなることが多々あります。そのような選手は決して悪い人ではなく、往々にしていい人なのですが…。

今日のエクササイズ:三趾並行ハムストレッチ(左右交互)

 

足を前後に開いた状態で第三趾(足の中指)を左右平行にして上体を前屈し、両手を地面に付けます。

 

 

左右交互に、前足の太ももの裏を意識して、腹式呼吸をしながらストレッチを行います。

 

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