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能登のマグロと辛口純米酒|酒蔵若女将のまんでまいッ!#01

まんでまいは、能登弁で「とても美味しい」の意。奥能登の酒蔵を支える若女将たちが地元ならではの酒肴を紹介すると共に、日本酒の魅力について愉しく語ります。

 

こんにちは、はじめまして。『松波酒造』の若女将・金七聖子(きんしちせいこ)です。能登半島の先端で、地酒「大江山」を造っています。今月より能登ライフの楽しみである、お酒とグルメについてお届けします。

 

奥能登は桜が満開になってきました。4月は新年度。新しいステージや旅立ち、暮らしが変わったりとちょっとワクワクしますね。慌ただしい中、気づけばGWもやってきます。そんな時、家族が集まっておうちごはんを楽しむ時間が貴重でありがたかったりします。

 

私の住む能登町は農業と漁業の町で、海産物やお野菜、手作りの逸品など今でもおすそ分け文化が普通に続いています。能登町といえばブリのイメージが強いのですが、この春はよく「マグロ」があがりました!朝どれが晩ごはんに登場!そんな夜はこんな味わいのお酒を選ぶといいげん!?

 

 

夕食のメインが決まったのでお酒選び。香り系のお酒よりはやや辛口ですっきり感もある純米酒からセレクト。「大江山 復刻版純米酒」はアルコール度数も15度と呑みやすく、香りが優しいのとキレがいいのでお酒もお刺身もすすみます。ちなみに寒ブリ刺身ならALC19度台の生原酒がおすすめ♪

 

赤身とトロの大きな柵をお刺身に。大皿にマグロのお刺身とたっぷり大根、生野菜と温玉サラダ、そして能登の地豆腐を使った温ったかけんちん汁。4月は寒暖の差が激しく、日が暮れるとちょっと肌寒いのです。出汁と薄口しょうゆ、野菜のうまみが豆腐とマイルドに合わさって美味しいんですよ〜。

 

 

さてさて、まずは赤身をわさび醤油でひと口いただきます。柔らかく甘いお刺身…からの純米酒をひと口。

 

おお~(*’▽’)

 

お酒が甘く感じます。赤身とはいえ中トロ並みの良き脂の乗り具合。そしてトロ部分は、あえて珠洲市の竹炭塩で!竹に塩を詰めて2週間焼き締めているから、粒子がサラサラなのです。墨色の濃いグレーなのもマグロ色に映えますね。ほんの少し付けていただく。ほんのりの塩味がマグロにしみ込むしみ込む~。見た目はピンクですが、味は大トロのとろけ具合です。同じ海水で育った魚と塩が再会したのでした。ちなみにこちらのお塩は新海塩産業さんの商品になります。〆に奥能登産コシヒカリの上にこのお刺身と岩海苔かけたらまたサイコーやね。

 

旅行やお出かけも楽しくなる季節になりました。今年はお祭りも催行される地域が増えることを願いつつ、今夜もまた美味しい時間に乾杯したいと思います。

 

 

若女将聖子の直近のイベントは、4月22日(土)、23日(日)に、東京下北沢「発酵デパートメント」大江山試飲販売&「下北ヨバレで全員酒豪」ペアリングイベントを開催します。ぜひInstagramをチェックしてみてくださいね。

 

そして、毎週金曜夜七時はライブ配信アプリ「RONGO LIVE」で90分間、松波酒造や出張先からお酒を呑みながら生配信をしています。金七家の食卓とおすすめの大江山のみならず、全国の日本酒を飲み比べもアリ。屋外や酒蔵へお散歩しながらの配信も人気です。コメントやリクエストお待ちしてま〜す♪

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