夏の晩酌に日本酒ロックはいかが?|酒蔵若女将のまんでまいッ!#03
こんにちは、松波酒造の若女将・金七聖子です。能登半島の先端で地酒「大江山」を造る酒蔵です。能登ライフの楽しみで「季節感あるお酒とグルメ」をお届けします。
心地よい風が吹く初夏、梅雨が過ぎれば青い海と濃いグリーンの自然を堪能できる夏がやってきます。今年はキリコ祭りも開催が増えそうで、地元民として嬉しいです。
「夏と言えば、BBQ、お肉?やっぱり海の幸、夏野菜もいいねー」って、食いしん坊には素材そのものが美味しい季節。日本酒が大好きな私としては「氷を入れたロック酒」もおすすめしています。
氷をたっぷり器に入れて、静かにお酒を注ぎ、冷たくなったまんまを即味わう。程よく氷が溶けると呑みやすくスイスイしちゃう→→おかわり~
そんな夏の夜のロックに合うお酒のセレクトポイントと、この季節に合う「地魚とお肉」の晩酌をご紹介します。
お刺身は冬と違ってあっさり感が美味しい「フクラギ」、白身の美味さと歯ごたえが独特「クロバンチョウ」、そして近海魚で新鮮さが最強の「アジ」。アジは片身になったものを自分でカットしました。やや大きめがいい感じ♪
お次は新玉ねぎとしめじを蒸し焼きに。味付けは珠洲の塩と、福光屋さんの”三年熟成 純米本味醂 福みりん”のみです。この味醂は呑んでも美味しいので、フライパンだけでなくちゃっかり味見もひと口…。0次会のようで幸せなのです。
火が通った野菜はお皿へ。素敵なスープが残ったところへ生姜焼き用の豚ロース肉を入れてじっくり焼きます。気分をBBQにしたいときは焼肉ソース風、さっぱりがお好みならポン酢もおすすめ。新鮮トマトと作り置きのきゃらぶきを添えて。
メニュー決めの強い味方は、インスタグラムのリールです。「大根を使った梅しその千枚漬け」がお昼から気になっていたのでトライしてみました。塩もみした大根と、自家製梅干し&しそ、またキタキター!「三年熟成 福みりん」、「日本酒 大江山」、お砂糖。作りながらの0次会は続いていたのでした!我が家のキッチンでは料理用にも日本酒かなり使います。
お料理は全体的にボリュームあれど、あっさり味と野菜の旨味、酸味を意識しました。
今夜のお酒は「大江山 純米大吟醸 百万石乃白」を珠洲焼にて。アルコール度数16%後半とちょっと高めだからこそ、氷を入れたくなったのです。
華やかに広がる甘いコンポートのような香りと、氷で冷えたことでのマスカットのような爽やかな甘み。白身のお刺身を味わってまたひと口。氷が溶けて水が加わることでさらさらと…さて次はお肉にしよう!日本酒ロックはお酒を器に足しながら、おかずを選ぶ楽しさがあります。お料理にもお酒が使われているのもポイントですね。
今夜もまた美味しい時間に乾杯したいと思います。皆様も心地よい一杯を日本酒で。
毎週金曜夜七時は、ライブ配信アプリ「RONGO LIVE」で90分間、松波酒造や出張先からお酒を呑みながら生配信をしています。金七家の食卓とおすすめの大江山のみならず、全国の日本酒飲み比べもあります。お天気よい日はお散歩配信もしていますので、ぜひアプリをダウンロードしてコメントやリクエストをお待ちしています♪