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ほんのり甘くて優しい能登柿のお酒|酒蔵若女将のまんでまいッ!#05

まんでまいは、能登弁で「とても美味しい」の意。奥能登の酒蔵を支える若女将たちが地元ならではの酒肴を紹介すると共に、日本酒の魅力について愉しく語ります。

 

こんにちは。松波酒造の若女将、金七聖子です。

 

8月が暑く慌ただしく過ぎていきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。こちらは4年ぶりとなる松波人形キリコ祭りが7月に開催されたり、旅行のお客様の立ち寄りが増えたりと少しは活気のある夏でした。とはいえ暑すぎると食欲が減ったり、日中の外出が億劫になったりすることもありますよね。

 

虫の鳴き声が蝉から秋の虫に変わり、夕暮れが少しずつ早くなってくる今の季節、夏から秋の間が一番好きだったりします。私の酒蔵は海が近くにあり、横には海へ繋がる松波川が流れています。半世紀以上経つ「松波城山橋」の欄干をカウンターにお酒を呑んだりしています(毎週金曜七時のRONGOLIVEでも配信中)

 

本日のお酒は、ちょっと夏疲れがある夜に、ほんのり甘くて優しい味の柿酒「松波柿蔵」をご紹介します。

 

 

50年以上守っている金七家の柿園で実る秋の味覚「平種無し柿」。そちらを日本酒「大江山」と氷砂糖で1年以上漬け込んだシンプルな柿酒です。干柿の様な上品な甘みと、軽い酸味がゴクゴクタイムに繋がる一杯。川を渡る風で涼みながら、夕焼け色を待ってほろ酔いを楽しむのもこの季節ならではなのです。

 

柿酒は5℃に冷やしてストレートで頂きます。Alc10%、日本酒ベースの果実酒は素材本来の味を優しくそのままお酒にうつしています。大人なジュース!このお酒とのペアリングは、甘酸っぱくてお野菜たっぷりの”酢豚”と、薬味がアクセントのお刺身”カツオとアジのたたき”です。器は小さめのショットグラスか手びねりのグラスがおすすめ。

 

 

食前酒、食中酒にも美味しいですが、アフターでソーダ割やアイスにかけても美味しいのが果実酒の楽しみです。四季を感じる果実と、穏やかな夕景に合う柿酒です。

 

さて、本格的な秋(9/1)になると、日本酒の秋酒「石川ひやおろし」が一斉解禁されます。松波酒造からは芳醇辛口の「金の星 純米吟醸」がリリース!加賀友禅作家が描く、紅葉したイチョウの葉をエチケットにしています。

 

 

そして、10/7(土)、8(日)に、石川県の地酒と美食の祭典「サケマルシェ」が開催されます。松波酒造も出店します!しいのき迎賓館の広い芝生で乾杯を楽しみましょう。そしてそして、サケマルシェウィークとして飲食店コラボナイトもあり、9/22(金)に「いたる香林坊店」様にて、松波酒造「大江山」&鹿野酒造「常きげん」のコラボディナーが開催されます。

 

ご予約はこちらから(限定25席、会費1万円・税サ込)

https://shopping.corezo.co.jp/ishikawasake/products/detail.php?product_id=12047

 

2蔵で8種類の地酒が、石川県の食材をふんだんに使ったコース料理とペアリングして登場します。

 

 

まだまだお知らせしたいこともありますが、それはまた次回にとっておきます (^o^)丿

 

それでは皆様も穏やかで楽しい乾杯がいつまでも続きますように。

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