
家事がラクな人は“動線”を見ている|カネノミホの散らかった部屋でよむコラム #48
- 掃除はめんどくさい!家事もズボラな元片付け苦手人間という整理収納アドバイザーのカネノミホが、毎日をラクに過ごす片付けのヒントを教えます。
「毎日忙しい」
これは、多くのご家庭に共通する悩みです。
仕事に家事、子育て、介護。やることは山ほどあるのに、時間は増えない。そんな中で、家事がラクな人と大変な人の違いは何でしょうか?
実は、収納の量でも、家の広さでもありません。それは、「動線の見極め」です。
動線とは、人が家の中で移動する流れのこと。家事がラクな人は、この流れが効率よくなっています。今回は、ご自宅ですぐに見直せる4つの場所をご紹介します。
① 洗濯動線
洗濯は、週に何度もする家事。毎日というご家庭も多いと思います。だからこそ、少しでもムダを減らし、時短できると、生活にゆとりが生まれます。
例えば、
洗う
↓
干す
↓
取り込む
↓
たたむ
↓
しまう
この流れの途中で家中をあちこち移動していると、それだけで疲れてしまいます。
とくにおすすめなのが、「着替える場所の近くにしまう」という考え方です。
ファミクロ(ファミリークローゼット)に服をしまっているけれど、実際はリビングで着替える。お子さんがいるご家庭では、よくあるケースです。我が家もそうです!
使う場所と収納場所が離れていると、移動が面倒になり、片付かない原因に。大事なのは「どこにしまうのが正しいか」ではなく、「どこなら戻しやすいか」で考えることです。
② 帰宅動線
家が散らかる原因は、玄関から始まることがあります。
帰宅して、
・鍵を置く
・カバンを置く
・上着を脱ぐ
・郵便物を置く
・宅配で届いた荷物を置く
動線上に置き場所が決まってないと、床やテーブルが物置き化していきがちです。
おすすめは、玄関からリビングまでの動線上に、
・鍵
・財布
・カバン
・スマホ
などの定位置を作ること。帰宅後、リビングで過ごすことが多い人には、とくにおすすめです。
仕事用のカバンなど、自宅では開けないものなら、玄関付近を定位置にしてもOK。家の中まで持ち込む必要はありません。
また、上着を掛ける場所が玄関近くにあるだけで、椅子の背もたれに掛けっぱなしになるのを防げます。
ただし、よく見かける一本足のハンガーポールは要注意!気がつくと、着ていない服や帽子、謎のバックたちが万年掛かったまま、ホコリを被っていることもよくあります。
③ 朝の準備動線
朝は時間との勝負。だからこそ、「あれどこ?」が命取りです。学校や仕事の準備に必要なものは、できるだけ一か所にまとめる。
例えば、
・ランドセル
・連絡袋
・ハンカチ
・ティッシュ
をバラバラに収納するより、出発前に必要なものを同じエリアにまとめます。
リビングダイニングか、玄関付近がオススメ。これだけでも、朝のバタバタが減ります。大人も同じで、バッグの定位置を決めたら、その近くに
・鍵
・財布
・社員証
・スマホ
などが揃っていると、朝の準備を時短できます。
④ 帰宅後動線
実は、片付けやすい家は、帰宅後の流れが決まっています。
帰ってきたら、
・カバン
・上着
・郵便物
・買い物してきたもの
と、迷わずしまえるようにしておきます。
散らかる家では、「とりあえず置く」「あとでしまおう」と適当な場所に置いてしまいがちです。
人は疲れていると、遠くまで片付けに行きません。だからこそ、最初から戻しやすい場所に、収納場所や定位置を作ることが大切です。
最後に。
収納を考えるとき、ついケースや棚に目が行きがちです。でも本当に大切なのは、「人がどう動いているか」を知ること。
片付かないのは、性格のせいではありません。家事が続かないのも、やる気の問題ではありません。
もう十分頑張ってます。頑張っているけど、うまく回らないだけです。
もしかしたら、今朝も何十歩もムダに歩いているかもしれません。家事をラクにし、朝や忙しい時間に余裕を持ちたいなら、まずは収納用品を買う前に、家族がどんな順番で動いているかを観察してみてください。
暮らしが変わるヒントは、意外とその動線の中に隠れていますよ。
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