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【NATURAL LIFE】暮らし方が教えてくれること。#15

自然と人の共生を考える【NATURAL LIFE】
地中で植物の根が絡まり合い共存するするように、自然と人も絡まりあい共存していくためには。里山の保全活動を行うナチュラリストの目線で見た、自然にまつわるコラムです。

晴天が続き過ごしやすい気温になったな。

と感じたら 30 度を超す日が出現したり。

だけどさわやかな6月の始まり。

炊飯器とのお別れ

炊飯器の調子がよくなく、買い換えようか、もしくは土鍋にしようかと悩んでいたら素敵な土鍋に出会ってしまい、長年の炊飯器の生活に終止符を打つことになった。

 


ありがとう炊飯器

 

私が子供のころは炊飯器ではなく、ガス釡だった。ガス釡で炊いて保温ジャーに移していた。ガス釡で炊いたお米は冷えても美味しかったと記憶している。

 


1升炊きのガス釡

 

大人になり自分でご飯を炊くようになってからは炊飯器のお世話になっていた。タイマー機能なんかなんとも便利!夫が朝早いため(木こり)タイマー機能は大いに活躍してくれていた炊飯器であったが、とうとうお別れ。 長い間ありがとう。

土鍋との出会い

お世話になっている能登デザイン室の奈良さんに用事があり訪ねたところ、 素敵な土鍋が並んでいまして、土鍋を購入する目的で伺ったのではなく、あくまでも仕事でお伺いしていたのだが、土鍋選びに夢中になり、念願の土鍋をゲット。

 


全部かわいい。白いのとすごく迷った。

 

購入した土鍋

 

奈良さんの奥様に炊き方を教えてもらい、さっそくご飯を炊いてみる。

 


なんだか仕上がりがどうなっているかドキドキして楽しい。土鍋ライフー!!

心身のバロメーター

土鍋の恩恵を受け、朝の早い加藤家はさらに朝早くなった。 おかげで朝の家事もゆっくりとできるようになったのが嬉しい。早くご飯以外でも使ってみたい。

 


上の二重蓋はひっくり返して浅い鍋用としてもつかえる優れもの。

 

この先、この土鍋が私の余裕のバロメーターになりそうな気がする。土鍋でご飯を毎朝炊けるような生活をキープできるように こころがけようと思う。

 


太陽が気持ちよい

 

暮らし方

土鍋がうれしくてInstagramに載せたところ、友人から「丁寧な暮らしー!」とコメントがきた。

丁寧な暮らしとは?

では、丁寧じゃない暮らしってなんなのだろうと考えた。世間的なイメージでいうと、季節感とか、手作り感でしょうか。心豊かに時間を過ごす…みたいな感じかな?じゃあ、丁寧じゃない暮らしとは?電子レンジでチン?とか?そんなイメージ?でしょうか??

 

今回友人のひと言で考えた「丁寧な暮らし」。私なりに考えた丁寧な暮らしって『明日死ぬかもしれない』という暮らしなのかもしれない。暮らしというか生き方というか。

 

誰しもが普通に明日が来ることをあたりまえとして生きているから適当が生まれたりするし(私含め)、もし明日死ぬとわかっていたら、心は豊でありたいし、あせあせと一日を過ごしたいとは思わないはず。一日一生と思って生きるってなかなかできないことだけど、日々過ごす心は豊かでありたいと思う。

 

私の場合は家が乱れている時は大体ハードワークだ。つくづく、心と身体は一体だなと暮らし方が教えてくれる。明日死ぬかもしれない。命は有限である。いつか必ず死ぬ。日々、そんなことを思って生きられる訳ではないけれど、あたり前の日常を味わえるくらいの豊かさが生まれるといいなと思う。

 

 

それでは、また 7 月(生きている前提)に。

 

 

 

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執筆者プロフィール

加藤麻美(Rootive 代表)
森と生きるために木を利用し、地球に暮らす人に安心と癒しを提供する『Rootive(ルーティヴ)』代表。里山の保全活動や里山の資源を使ったイベント運営など、多彩な活動を展開。自然が大好きで、特に山をこよなく愛している。

HP:Rootive
ツイッター:@rootive_forest
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フェイスブック:@rootive.kanazawa

 

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