反復練習〈今月のエクササイズ：梨状筋ストレッチ②〉｜田嶋弘和のBC本気塾 #11
さまざまなスポーツ選手のコンディショニング指導、アドバイスを行うスポーツトレーナー、田嶋先生による熱のこもった〈スポーツ論〉を連載する【BC本気塾】。スポーツの技術的な理論はもちろん、その心構えや姿勢からは、スポーツに限らず日常生活にも学ぶことが多く隠されています。
スポーツをやっていると、なかなか結果が出なかったり、ときにはスランプに陥ることもあります。そんなときできることはただひとつ「反復練習」あるのみです。
もちろん何がダメなのか、何ができていないのか分析したうえで正しい身体の使い方、基本動作の反復練習です。結果が出ない選手、スランプに陥っている選手には、反復練習は基本的なことだと思います。
向上するために努力を続けていれば、必ず良い結果を出せる日がやってきます。もちろん、行き詰まりを感じることがあったり、努力をしても報われない時期が続くこともあるかもしれません。
そんなとき、人は弱いもので、やっていることが無駄だと感じてしまうことがあります。以前より悪くなることもあるかもしれませんが、ただスランプに陥っているだけなので、限界に達しているわけではありません。
結果が出るまでの途中、つまりプロセスの段階です。行き詰っても、取り組んでいることを止めたり、努力していることを否定しないようにしてください。思うようにいかなくても、努力し続けていれば、いつか必ずスランプから抜け出せて結果を出せる日がやってきます。
しっかり反復練習していた選手は「あの辛かった時期は、自分自身にとって大切な時期だった」とあとから思うものです。しっかり反復練習を行うことが、スポーツだけではなく、これからの人生に繋がると思います。
今日のエクササイズ
梨状筋のストレッチ part2
梨状筋（りじょうきん）ストレッチ
梨状筋とは、脊椎の下部にある仙骨（大きな三角形の骨）の前面から、大腿骨に伸びる筋肉。股関節の回旋を担っています。
１.片足を伸ばし反対の足を大腿部横に持ってきて膝を立て、膝を抱え込む。腹式呼吸で行うと効果的です。
２.反対側も同じように伸ばしてください。
◯心と身体を鍛える【BC本気塾】
執筆者プロフィール
田嶋弘和
日本古来の身体文化を伝承するなかで、日本人にしかできない身体の合理的な使い方の実践を通じて心と身体の調和、心身の健全な発達を促進し、競技力向上、障害予防を考慮し、スポーツ選手を支える『SCC北陸』代表。プロ野球選手をはじめ、子供から社会人にまで様々なスポーツ選手のコンディショニング指導、アドバイスを行なっている。金沢学院大学硬式野球部専属トレーナーも務める。
SCC北陸
ストレングス&コンディショニングクラブ
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