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『やわ』新宅さんが選ぶ〈日常を楽しむ〉道具たち

今月の特集は〈店主のお気に入りと定番品〉。雑貨の魅力を知る店主たちに、こころときめくお気に入りと、欠かせない定番品を聞く。

 

伺ったのは、加賀市に2019年8月にオープンした『やわ暮らしと道具』。

 

 

店内には、器やかご、ざる、ほうきにちりとりなどの日用品がずらり。

そのどれもが手仕事で作られたもので、使いやすくて丈夫。

店に並べられた道具を見ているだけで、ほっと心が緩むような空間。

 

たわしも大小さまざま、たくさんの種類が。用途に合わせて使いやすい形やサイズがあると、洗い物が楽しくなりそう。

 

セレクトしているのは新宅志津子さん。

店内に並ぶアイテムは、新宅さんのお気に入りばかり。

日々の暮らしが少し楽しくなるようなアイテムを紹介している。

 

使い心地が良くて、丈夫な道具。使っているうちに愛着が湧いて、可愛くなってくるのも魅力という、新宅さん。

 

そんなお気に入りアイテムの中から今回2つを選んでもらった。

【定番品】高田さんちのドーナッツたわし

 

高田耕造商店「高田さんちのドーナッツ棕櫚」のたわし(800円・税別)

 

「たわしといえば、かたくてゴワゴワしているイメージがあるけど、このたわしは柔らかさが魅力」と新宅さん。

厳選した棕櫚繊維を使用し、職人がひとつひとつを手作り。

ガラスのコップや皿もこれでゴシゴシと洗ってOKという使い勝手の良さから、自宅でも使用しているそう。

種類も豊富に取り揃え、お店の定番品になっている。

 

手に持ったときの感触も心地よく、使ってよし、飾ってよし。

 

もうひとつは、形もサイズも個性的なかごバッグ。

【お気に入り】かごバッグ

 

国内で作られたものから、アジアやアフリカなど作られた場所はさまざま。手で編まれているため、ひとつひとつどこか違って個性的。

 

新宅さんが長く使い続けているというかごバッグをひとつ見せてもらった。

買ったのは15年ほど前。

マガジンラックにしていたころもあれば、野菜入れや、食器の水切りに使っていたときもあり、引っ越すときも一緒に。

ときの経過とともに変わっていったという色合いもまた、味わい深い。

 

まだまだ現役のかごバック。

 

「長く使ううちに愛着が増して行くのを感じます。かごバッグは育てる楽しみがあるのを感じてもらえたら嬉しいです」と新宅さん。

 

自然素材で軽量、手編みの温かさがありながらとっても丈夫なかごバック。

用途もサイズもデザインもいろいろ活用できそうなものが集まっているので、自分好みの一点ものを見つけに出かけるのも面白い。

 

 

やわ暮らしと道具

石川県加賀市作見二-90-6

TEL.0761-76-9483

営業時間/11:00〜16:00

定休日/月曜、火曜、土曜日そのほか不定休あり

駐車場/4台

※この情報は取材時のものです。

 

(取材・文/森内幸子、撮影/吉田章仁)

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