相手と考えがぶつかるとき〈今月のエクササイズ：縦伸びエクササイズ①〉｜田嶋弘和のBC本気塾 #23
さまざまなスポーツ選手のコンディショニング指導、アドバイスを行うスポーツトレーナー、田嶋先生による熱のこもった〈スポーツ論〉を連載する【BC本気塾】。スポーツの技術的な理論はもちろん、その心構えや姿勢からは、スポーツに限らず日常生活にも学ぶことが多く隠されています。
相手と考え方がぶつかることがあります。
話せばきっと分かってもらえるはずと思いながら何度話し合っても、感情を抑えながら丁寧に説明しても、話が噛み合わず、話が平行線のまま進展しないことがあります。
そんなとき私は「分かり合えない人はいるもんだ」と開き直るようにしております。
分かり合えないとイラッとすることも正直ありますが、生まれや育ちが違ったり、お互いの常識や価値観が異なったりなど、分かり合えない人がいても、それは当たり前であり、自然なことだからです。
お互いの価値観が異なっているだけなので、どちらも正しいことを言っているのだと思います。相手には相手の考え方があり、自分には自分なりの考え方があり、人それぞれです。話し合えば分かってもらえるというのは稀なことなのかもしれませんね。
分かり合えないからといって、相手を否定したり攻撃したり、悪口を言ったり感情をぶつけないことが大切です。相手と意見が合わないときは、そういう考えもあるんだなと思うように心がけましょう。
まずは相手の意見を尊重し、そのうえでどうしても受け入れられないことがあれば、受け流すことです。
受け止めることも大切ですが、受け流すことも大切です。受け流すことができれば、心が楽になって平常心を保てます。
それでもダメなら、その相手とは一旦距離を置いてみるのが良いかもしれません。トラブルに発展することだけは避けたいものです。
今日のエクササイズ：縦伸びエクササイズ
体の中心から手足にエネルギーが伝わり、重心を意識できるようになり、リラックスすることができます。
１.手首を90度にして手のひらを上に向ける。
２.真っ直ぐ力まずに上に伸びる。腹式呼吸で行うのがポイント。
◯心と身体を鍛える【BC本気塾】
執筆者プロフィール
田嶋弘和
日本古来の身体文化を伝承するなかで、日本人にしかできない身体の合理的な使い方の実践を通じて心と身体の調和、心身の健全な発達を促進し、競技力向上、障害予防を考慮し、スポーツ選手を支える『SCC北陸』代表。プロ野球選手をはじめ、子供から社会人にまで様々なスポーツ選手のコンディショニング指導、アドバイスを行なっている。金沢学院大学硬式野球部専属トレーナーも務める。
SCC北陸
ストレングス&コンディショニングクラブ
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