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鍋の美味しさマシマシ!石川県のご当地調味料を食べ比べてみた

こんにちはBONNO編集部です。

 

めっきり寒くなったこの季節、皆さんいかがお過ごしでしょうか?極度の寒がりな筆者は、すでに鍋鍋権藤鍋権藤のヘビロテを展開中。鍋って美味しいし、手軽だし、身体が温まるし、最高っスよね。

 

でも、これだけ食べてると、ふと感じるときがあるんです。

 

「なんかこの味もう飽きたな」と…。

 

というわけで今回のテーマは「鍋と調味料」。飽きずに楽しめる、鍋の味変にぴったりな調味料をご紹介します。

 

 

ご紹介するラインナップはこちら

 

・『ヤマト醤油味噌』いしる糀
・『FUKURO PROJECT』粗びき黒胡椒とパルメザンチーズの塩

・『INSPICE』ディッシュ シンフォニーNo.2

・『吉市醤油店』一滴辛

 

石川県のご当地品にこだわって集めてみました。すべて金沢近郊のショップで見つけたものなので、わりと手軽に買えるはず。購入した店舗はそれぞれのセクションで紹介しているので、ぜひご参考ください。

 

それではさっそく食べ比べスタートです!

『ヤマト醤油味噌』いしる糀

 

『ヤマト醤油味噌』は、金沢市大野町に蔵を構える老舗の発酵食メーカー。味噌や醤油だけでなく、甘酒や魚醤などの製造も手がけています。発酵食に関する様々な体験ができる「糀パーク」を運営していることでも有名ですよね。

 

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今回ピックアップしたのが、奥能登の伝統的な魚醤“いしる”と米糀を合わせて発酵、熟成したという〈いしる糀〉。いしる鍋というものがあるくらいだから鍋との相性はきっと良いはず。米糀も鍋のスープに“まろやかさ”をプラスしてくれるのではないかと期待しています。

 

 

まずは試しに、木綿豆腐とともに実食。うん、いしる特有の旨味をしっかりと残しつつ、糀によって塩角が抑えられたまろやかな味わい。期待通りの美味しさです。スープに溶かすと、これまた鍋全体の味わいに深みが増して、五臓六腑に沁み渡ります。ちなみに今回、鍋のスープは「まつや」のとり野菜みそを使ったのですが、もしかすると醤油ベースのあっさり系鍋の方が合うかもしれません。兎にも角にも、旨味をプラスする味変調味料としては、なかなか優秀なのではないでしょうか。

 

購入したお店:ヤマト醤油味噌 金沢百番街店(594円)

 

『吉市醤油店』一滴辛

 

『吉市醤油店』は、白山市安吉町にある老舗の醤油店。代々受け継がれた製造法と自家製もろみが特徴で、そのもろ味と米麹、酒粕などで長期発酵熟成させた、芳醇な辛さが特徴の和風東蛮醤「太古楽」などでも知られています。

 

 

白山市内にある道の駅をぶらついている時に偶然発見したのがこちらの〈一滴辛〉。辛党でもある筆者の琴線に触れるネーミングとラベリング。大量の剣崎なんばを1年以上発酵させた丸大豆醤油もろみに漬け込み、米糀と酒粕を投入後さらに1年以上発酵、熟成させた調味料だそうです。

 

 

一滴垂らした瞬間に漂ってくる芳醇な香り。ラー油や七味にはない香りの奥深さを感じます。実際に食べてみると、そこまで辛くはないものの旨味はたっぷり。鍋全体の味わいも、どことなく中華っぽくなった感があります。ちなみに駅のポップに“刺身にも相性が良い”と書いてあったので試してみたのですが、これがびっくりするほど美味。鍋以外にもマーボー豆腐や野菜炒めなど色んな場面で重宝しそうですね。

 

購入したお店:道の駅 めぐみ白山(500円)

 

『FUKURO PROJECT』粗びき黒胡椒とパルメザンチーズの塩

 

“旨味をふくろいっぱいに詰め込む”をコンセプトに、こだわりの食材を使用した食料品を展開する『FUKURO PROJECT』。オンラインショップでも商品は購入できますが、今回は実際に香りを確かめることができる、袋町(かなざわはこまち)の店舗まで足を運んでみました。

 

 

たくさんある商品の中から筆者が選んだのがこちらの〈粗びき黒胡椒とパルメザンチーズの塩〉。なんと言っても香りが豊かで、食欲をそそられたのが選んだ一番の理由。鍋との相性は未知ですが、もしかすると大きく化けてくれるのではないかと密かに期待をしています。

 

 

器によそった具材をめがけ、大胆にチーズ塩をふりふり。同じ発酵食のチーズによって味噌の発酵香がより際立った印象を受けたのは気のせいでしょうか。味もこれまた想像以上。チーズと味噌の相性の良さはご想像の通りですが、それ以上に塩味がいい具合に効いていて、もう箸が止まりません。鍋の終盤もしくは〆の雑炊にぜひとも使ってみてください!

 

購入したお店:FUKURO PROJECT(756円)

 

『INSPICE』ディッシュ シンフォニーNo.2

 

『INSPICE』は、金沢発の香味料ブランド。世界各地から植物由来の食材を厳選し、独自の調香味技術をベースとしたスパイスやカレー、チャイなどを展開しています。あえて大量生産はせず、原材料の加工からラベルにいたるまで、ハンドメイドで作られているのも特徴的。

 

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INSPICEが展開するディッシュシリーズの中から、今回は〈シンフォニーNo.2〉をチョイス。というのも、まつやのとり野菜みそ使ったレシピが公開されていて、それを試してみたかったからです。中身の方は、フランス発祥のミックスブレンド「キャトルエピス」をベースに、ロングペッパージャワ、、馬告(マーガオ)など11種類のスパイス&ハーブがブレンドされているそうです。

 

 

作り方はとっても簡単で、まつやのとり野菜みそ200gを、水500ml、豆乳300mlで割ったスープに、シンフォニーNo.2を小さじ1杯入れるだけ。味変という観点からすると、一回目はシンプルなとり野菜みそ、二回目をスパイス仕立て、〆にごはんを入れてカレーリゾット。なんて楽しみ方もアリかもしれません。肝心の味はというと、これがまた濃厚でスパイシー。カレーが好きな人は確実にハマると思います。

 

購入したお店:MIHON‐ICHI Kanazawa(1,380円)

 

どれも個性的で美味しかった、石川県のご当地調味料。鍋の美味しい季節に、皆さんもぜひお試しください!

 

 

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