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これが噂の美浜ポーズ。大人だってインスタ映えしたいんです

美浜ポーズって知っていますか?

筆者は知らなかったんですが、インスタで知ってしまったんです。

知ってしまったらやってみたいとなるのが性で、白山市へと車を走らせ行ってきました。

 

やってきたのは白山市にある一軒の寿司屋。

『鮨 美浜』。

 

地元でも美味しいと噂の寿司屋。

 

一見敷居が高そうな店構え。

ランチタイムの後半に入店したものの、まだまだ先客の姿がありました。

 

「美川県一丼を2つお願いします」

「ハイヨッ!ケンイチ2つ!」

 

蠍座の女もびっくりのオーダー。

嘘みたいなネーミングの丼が軽快に注文されているところを見ると、敷居が高い低いどうこうよりもずっと気軽に入れる店でした。

 

こちらが美川県一丼と美浜ポーズの生みの親、大将の伊藤浩佳寿さん。

普段から冗談ばかり言っていますが、美川漁港のすぐそばに店を構え、地元の魚をこよなく愛する腕利きの寿司職人です。

 

今日は何にしようかな〜と考えながら、オススメのネタを握ってくれた。

 

美浜ポーズを華麗にキメるなら、丼じゃなくおまかせにぎりをオーダーしましょう。

大将が手酢をとり、軽快にポンッポンッと手を叩いて握り始めます。

 

握るその姿は小気味の良いリズムを踏みながら。

 

毎朝大将自らネタの仕入れに出かけ、その日の一押しを揃える。

 

あたたかいシャリに鮮度抜群のネタがのった握り寿司が次々と完成していきます。

ウニ、イクラ、マダイ、中トロ、ブリ、アオリイカ、サーモン、バイ貝、甘エビ、ウナギ、アジに、レアなマグロの頭肉エンズイ。

 

おまかせにぎり12貫3,000円(日替わり味噌汁、茶碗蒸し付き)。どのネタもつやっつやで、みるからに美味しそう。

 

すぐにでも口に放りいれたいところだが、ここからが美浜ポーズタイム。

 

美浜ポーズのやり方ってありますか?と一応大将に確認すると「そんなもんない」と即答されたので、インスタで確認してきた通り木桶を顔に近づけ、見よう見まねでパシャり。

 

大将に「お〜。なかなか板についてきたじゃないの〜」と茶々を入れられながらの撮影。

 

これが噂の美浜ポーズ。意外にも木桶の安定感は抜群で、多少斜めにしても寿司が落っこちないので、攻めの姿勢で挑むべし。

 

鮮度重視のネタで30年以上寿司を握り続けてきた大将の腕は確か。

酢を数種類ブレンドしているというシャリは口当たり滑らか。そのシャリを大ぶりなネタが包み込むように纏っています。

 

ブリやアオリイカ、アジにさりげなく入っている飾り包丁もお見事。シャリとネタの一体感があり、噛むほどに口福だ。

 

インスタ映えも素晴らしいけれど、それ以上に素晴らしいのは職人が握る寿司のクオリティ。やっぱり職人が握った寿司って美味しいと実感。

たまにはちょっと奮発して、寿司ランチに出かけるのもいいものだ。そんな気分に浸らせていただきました。

 

鮨 美浜

スシ ミハマ

石川県白山市美川永代町甲1-46

TEL.076-259-5566

営業時間/11:00〜14:00(L.O.13:30)、17:00〜22:00(L.O.21:30)

定休日/水曜日、第3木曜日

席数/カウンター10席、テーブル24席。個室6席

駐車場/30台

※こちらの情報は取材時のものです。

 

(取材・文/森内幸子、撮影/林 賢一郎)

 

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